■TOP10トライアル

 1周のタイムアタックで争われるTOP10トライアル。出走するのは2名。単純に予選で速いタイムを出したライダーで行く案もありましたが、やはり加賀山のチームということでハフィスと加賀山が走ることになりました。

 TOP10トライアルを前に、全チームが出走する45分間のフリープラクティスがあり、ここで浦本がスプーンカーブ進入で転倒するアクシデントが発生してしまう。
 
 幸い浦本にケガはなく、再スタートしてピットに戻ることができた。マシンを修復し、ハフィスがコースインしたのは、残り15分ほど。加賀山は、フリープラクティスを走れないままTOP10トライアルに臨まなければならない状況となってしまっていました。

 加賀山は、TOP10トライアルで使うタイヤも初めて履くものでしたが、ウォーミングアップで感触を確かめ、タイムアタックに入って行きます。
 
 セクター1・セクター2とアグレッシブなライディングを見せる加賀山でしたが、スプーンカーブ立ち上がりでダートに出てしまい一瞬ヒヤッとさせますが、それでも2分08秒968と好タイムをマーク。コースアウトがなければ2分07秒台も可能だったはずです。
 
 ハフィスは、2分08秒616と思ったよりもタイムは出せませんでしたが、初めてのTOP10トライアルをノーミスで終える辺りは、さすが。グリッドはハフィスのタイムで9番手となりました。

加賀山就臣 EWC最終戦 鈴鹿8時間耐久ロードレース

■決勝

 日曜日は、朝からどんよりとした雲がサーキットを覆い、今にも雨が降ってきそうな天候でした。朝のウォームアップ走行では、パラパラと雨が降り、セッション後半は、雨となっていました。
 
 その後、雨はほぼ止み路面もドライとなりましたが、気温は、例年に比べれば上がらず日差しもないなかで、9番グリッドから8時間のスタートが切られました。

 スタートライダーは、鈴鹿8耐初参戦のハフィスが担当。1スティント目は、もっともハイスピードとなるため、チームで最速タイムをマークしていたハフィスが選ばれました。
 
 ル・マン式スタートも無難にこなし、オープニングラップは、5番手で戻って来ます。その後、5番手争いを繰り広げながら周回して行きますが、ふたたび雨が西コース方面から降ってきます。西は雨、東ではドライという不安定なコンディションのなかをスリックタイヤのまま走行を続けていました。

 24周目にピットに入り、ハフィスから加賀山に交代。一時は、4番手までポジションを上げて行きます。5番手をキープしながら52周目にピットに入り、加賀山からハフィスに交代します。

本日のレースクイーン

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