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投稿日: 2017.08.07 14:35

ヤマハ MotoGP第10戦チェコGP レースレポート


MotoGP | ヤマハ MotoGP第10戦チェコGP レースレポート

Rd.10 8月6日 チェコ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第10戦チェコGP
■開催日:2017年8月4日(金)決勝結果
■開催地:チェコ/ブルノ(5.403 km)
■コースコンディション:ウエット
■気温:21度 ■路面温度:24度
■PP:M・マルケス(1分54秒981/ホンダ)
■FL:M・ビニャーレス(1分57秒052/ヤマハ)

REPORT

ビニャーレスが3位表彰台!ロッシは4位を獲得

 天候変化によって全員がタイヤ交換を行うこととなったチェコGPで、Movistar Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスが3位を獲得。チームメイトのV・ロッシはコース復帰後、14位まで後退したが、決意の走りで4位まで挽回した。

 Monster Energy Grand PrixチェコGPは、ウエットコンディションでスタートしたが、徐々にドライへと変化していく難しい展開となった。

 全員がタイヤ交換を余儀なくされたフラッグ・トゥ・フラッグのレースのなかで、Movistar Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスが3位を獲得。チームメイトのV・ロッシは序盤でレースをリードし、タイヤ交換後も懸命に追い上げて4位を獲得した。

 7番グリッドからスタートしたビニャーレスは、第1コーナーでひとつ順位を上げて6番手へ。次にD・ペドロサ(ホンダ)をパスして5番手にポジションを上げオープニングラップを終了した。しかし、この時点で早くも路面変化が顕著になり、レイン・タイヤで走り続けるのは困難な状況となった。

 ビニャーレスは4ラップ目にピットに戻ってマシンを交換。13番手でコースに復帰し素早くリズムを取り戻すと、他のライダーたちがタイヤ交換を始める間にポジションを挽回していった。

 残り17ラップの時点で11番手。このあとは、16ラップ目に自己ベストを更新するなどハードにプッシュを続け、ついには3番手まで浮上。しかし前の2台には近づくことができず、トップから18.135秒差の3位でチェッカーを受けた。

 一方のロッシは、2番グリッドからスタートしたが第1コーナーではポジションを落として5番手となるが、その後すばやくペースを上げ上位との差を詰めていった。2ラップ目にはA・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)とM・マルケス(ホンダ)をパス。

 3ラップ目には2番手に上がり、トップのJ・ロレンソ(ドゥカティ)の追撃を開始すると、難しい路面状況のなかでペースを崩すことはなく、1周後にはロレンソを追いついてトップに浮上した。

 しかし5ラップ目、タイヤ交換のためピットに戻った間に14番手まで後退してしまう。残りは17ラップ。前方を行く大勢のライダーを次々とかわし、最終的には4番手まで挽回してチェッカーを受けた。トップとの差は20.466秒だった。

 この結果、ランキングではビニャーレスがトップから14ポイント差で2位をキープ。ロッシはランキング4位で、2位のビニャーレスとの差が8ポイントという大接戦になっている。またコンストラクターズ・ランキングではヤマハが9ポイントリードしてトップをキープ。チーム・ランキングではMovistar Yamaha MotoGPが2位につけ、トップを5ポイント差で追っている。

 Monster Yamaha Tech3のJ・フォルガーは、グリッド5列目から好スタートを切って順調にペースアップ。路面が乾き始めると早々にマシン交換を行ったが、チームの計算ミスによって1ラップ後に再びピットインを強いられてしまった。

 これによって21番手まで後退したフォルガーはしかし、集中力を切らすことなくリズムを取り戻してハイペースをキープ。上位陣にも劣らないスピードで最後まで走りぬき、10位まで挽回してチェッカーを受けた。

 フォルガーのチームメイトのJ・ザルコも、絶好のスタートから上位浮上を目指した。そしてフォルガーとは対照的にピットインを遅らせる作戦を選択し、7ラップ目にマシンを交換して16番手で復帰。そこからペースを上げて挽回を図り、12位でゴールした。

 次回は来週、オーストリアはスピールベルグのレッドブル・リンクで行われる。

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