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投稿日: 2017.08.14 15:27

ヤマハ MotoGP第11戦オーストリアGP レースレポート


MotoGP | ヤマハ MotoGP第11戦オーストリアGP レースレポート

Rd.11 8月13日 オーストリア

RACE DATA

■大会名称:第11戦オーストリアGP
■開催日:2017年8月13日(土)決勝結果
■開催地:スピールベルグ/オーストリア(4.326km)
■周回数:28周(120.904km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:23度 ■路面温度:30度
■PP:M・マルケス(ホンダ/1分23秒235)
■FL:J・ザルコ(ヤマハ/1分24秒312)

REPORT

Movistar Yamaha MotoGP、オーストリアGPで6位と7位

 Movistar Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスとV・ロッシは、28ラップで行われたオーストリアGP(スピールベルグ・サーキット)でリヤ・グリップ不足に苦しめられ、それぞれ6位と7位となった。

 好スタートを切ったビニャーレスは、グリッド・ポジションの4番手を維持して第1コーナーへ進入する。3ラップ目にはロッシをとらえて前に出たがすぐに抜き返され、次のラップの第1コーナーで再び仕掛けるも、ここで大きくはらんでしまい7番手まで後退した。

 このミスに慌てることなく、冷静に走行を続けたビニャーレスは、残り15ラップでもう一度ロッシに追いついて7台の大集団に加わることとなる。第1コーナーでロッシがはらんで遅れる間に6番手へ浮上し、5番手のJ・ザルコを追う展開となった。そして後方から懸命にプレッシャーをかけ続けたが最後まで前へ出ることはできず、6番手でチェッカーを受けた。トップとの差は7.447秒だった。

 一方、グリッド7番手からロッシはスタートする。5番手で第1コーナーに進入し、さらにビニャーレスをパスして4位に上がった。その後の数ラップはトップ3を追いかけながら、後ろからくるビニャーレスの追撃に耐える時間帯となる。

 8ラップ目になってM・マルケスに追いついて仕掛けていったが、背後に続いていたJ・ザルコとラインが交錯する間にD・ペドロサにも抜かれて6番手へ後退する。さらに残り15ラップでは第1コーナーで大きくはらんでしまい、ビニャーレスに先行を許して7番手となった。そのあとはビニャーレスについて行こうと懸命にプッシュを続けたが、コンスタントにハイペースをキープすることが難しくなったため、終盤は7番手キープに切り替えてそのままゴールした。トップとの差は8.995秒となっている。

 この結果、ビニャーレスはランキング3位に後退し、トップとの差は24ポイント。ロッシがこれを9ポイント差で追いかけている。チーム・ランキングではMovistar Yamaha MotoGPが、トップから22ポイント差で2位をキープした。またコンストラクターズ・ランキングでは、ヤマハとホンダがともに211ポイントでトップタイとなる。優勝回数もともに4回で並んでいるが、2位獲得回数ではヤマハがひとつリードしている。

 チームは来週日曜日、8月20日にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリでプライベート・テストを行う予定である。その2週間後にはイギリスはシルバーストーンで第12戦に臨む。

Monster Yamaha Tech3のザルコがヤマハ勢トップ

 Monster Yamaha Tech3のJ・ザルコが目覚ましい活躍をみせ、ヤマハ勢トップの総合5位を獲得し、サテライト勢ではトップに立った。

 ザルコは予選6番手、グリッド2列目からスタートする。すぐさまトップグループに加わり、6ラップ目にはラップレコードを更新する勢いを見せ、終盤ではビニャーレスの追撃を抑えきって今季6度目となる5位を獲得した。

 一方、今日、24回目の誕生日を迎えたJ・フォルガーは、6位入賞を目指して決勝に臨んでいたが、3ラップ目にテクニカル・トラブルが発生してリタイアする。グリッド13番手からロケット・スタートを決めて順調にペースを上げていたが残念な結果に終わる。

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