ホンダ 2017MotoGP第11戦オーストリアGP 決勝レポート
マルク・マルケス(MotoGP 2位)
「昨日の夜は、最終コーナーをトップで戻ってこれなかったらどうしようと思うと、よく眠れませんでした。そして、実際にそうなってしまいました。今日はドビジオーゾが私たちより僅かに上回っていて、彼をパスするのは難しかったです」
「レースでは常に自分のベストを尽くしました。本当に持てる全てを出し切っていて、何度もリヤがスライドしました。素晴らしいバトルでしたし、ドビジオーゾはよく乗れていたので、勝利にふさわしかったと思います」
「今回の2位は、いいことです。去年非常に苦労したこのトラックで20ポイントを獲得できたのですから、本当に嬉しいです。また、チャンピオンシップのために非常に重要なリザルトになります」
「私たちのチームではチャンピオン獲得を実現するためのいいベースが見つかっていますし、どのような状況下でも着実に一歩ずつ、作業できています。今日のレースの最後であのような走行ができたのも、マシンの感触がいいからです。このような形で継続をして毎レース表彰台を獲得していくことが大切だと思います」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 3位)
「フリー走行では散々苦労してQ1から走行しなくてはならず、予選が8番手に終わっていたことを考えると、今週をこのようなかたちで終えて表彰台を獲得できたことには、本当に本当に満足しています。思っていたよりも速く走れることがわかったのは、レース中のことでした」
「フロントがロックするのと、リヤのスピニングについては依然として問題を抱えていますが、レースの際の戦略はとても上手く行きました。最初はあまりアグレッシブに攻めず、燃料タンクが満タンのときには燃料を温存しつつ時間をかけ、その後で前方とのギャップを縮められるまでになってから、除々にペースを上げました」
「マルクとドビジオーゾがバトルをして、ペースが落ちていたこともあります。残念なことに、彼らに追いついたときにはスピンが何度も起きたのでリヤタイヤが過熱して、それ以上はグリップも操縦性も得ることができませんでした」
「彼らと共にバトルをしたかったのですが、それが叶わなかったものの、今回の表彰台には満足しています。チームと自分の仕事を誇りに思います」