更新日: 2017.10.11 14:41
マルケス&ペドロサが2017年型MotoGPマシンを語る。新型カウルは日本GPでも使用
「エンジン自体にはポテンシャルがあるとわかっていたんだけど、サーキットに合わせて、毎戦わずかな時間で調整をしなければならなかった。どのポイントを直したらいいのか、ということがわかり始めたのが、カタルニアGPからなんだ」
「それから、ブルノサーキットで行われたテスト。ブルノでいろいろ試して、いろいろなことが理解できた。それからは、アジャストもうまくいったんだ」
ホンダはシーズン中盤以降、新型カウルを導入している。マルケスはこのカウルについても、好感触を得ているようだ。
「(新型カウルによって)ウイリーが抑えられるようになってアクセルを開けられるようになって、さらに加速がよくなった。去年も大きなウイングが導入されてかなり加速できるようになったけど、今年の新型カウルによって、さらに加速できるようになったんだ」
この新型カウルをもてぎで使う? という質問に対し、マルケスは「Yes」と明快に答えている。新たに導入されたカウルに手ごたえを感じているのは間違いなさそうだ。エンジン、そしてカウルにいい感触をつかんでいるマルケス。もてぎは『不得意』とも語っているが、2016年には優勝を果たしている。今年も間違いなく表彰台獲得の最有力候補だろう。
■ペドロサ「ミシュランタイヤは改善した」
2016年からMotoGPクラスのタイヤサプライヤーとなったミシュラン。初年度はブリヂストンタイヤからの乗り換えに苦労するライダーが続出し、9人ものウイナーを誕生させる一因ともなった。しかしペドロサは、2シーズン目となる今季のミシュランタイヤについて前向きに捉えている。
「ミシュランタイヤは改善した。タイヤの感触は以前よりもよくなっているよ。去年1年間を経験して、ミシュランもMotoGPでどのようにしたらいいのかということを学んだのだと思う」
「それでもいろいろなライダーがいるし、苦労しているライダーもいるみたいだけどね。コンパウンドが違うタイヤもあるし、どういう風に使いこなすかだね。でも、全体としてはポジティブだし、改善されているよ」
アラゴンGPに続き、マルケス、ペドロサがツインリンクもてぎでワン・ツーフィニッシュを果たすか。日本GPは10月13~15日、ツインリンクもてぎで開催だ。