ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第16戦オーストラリアGP 決勝レポート
オーストラリアGP決勝でアティラプワパが17位
鳥羽は20位でレースを終える
2017年10月22日(日)
Rd.16 オーストラリアGP
フィリップアイランド・サーキット
コンディション:ドライ
気温:15℃ 路面:24℃
2017年の第16戦オーストラリアGPで、Honda Team Asiaのナカリン・アティラプワパが17位、鳥羽海渡は20位でレースを追えました。
朝から雨が続いた日曜日のフィリップアイランド・サーキットは、午後になってから雨が上がりました。Moto3クラスの決勝レースが始まる午後1時の路面は、路面がどんどん乾いていくものの、ところどころに濡れた箇所が残る難しいコンディションで始まりました。
10列目28番グリッドという厳しいポジションからスタートしたアティラプワパは、一周目に23番手につけました。以後の周回でも慎重さを維持しながら、少しずつポジションアップを狙い、順位を上げていきました。その後、一気に雨が降ってきたため、16周目に赤旗が提示されて、15周時点の順位でレースが成立しました。
鳥羽は10列目30番グリッドからスタート。難しい位置から追い上げを目指して周回を重ねましたが、20番手を走行しているときに赤旗となり、レースが終了しました。
第17戦マレーシアGPは、10月27日(金)の午前9時(日本時間午前10時)から、Moto3クラスのフリー走行がスタートします。
ナカリン・アティラプワパ(17位/25’16.783/+25.293)
「レース序盤はまだ濡れているコーナーもあったので、特に最初の3周は慎重に走りました。多くの選手が転倒していたので、うまく行けばチャンピオンシップポイントを獲得できるかもしれないと思いましたが、雨が降ってきてレースが終了してしまいました」
「次のマレーシアGPは母国のタイに近く、多くの人たちが応援に駆けつけてくれます。走り慣れたコースなので、全力でがんばります」
鳥羽海渡(20位/25’35.188/+43.698)
「序盤に前のグループから離されてしまい、厳しい展開になってしまいました。この数戦はレースウイークの走り出しから苦戦することが多いので、来週のマレーシアGPではその部分の改善を狙いたいです」
「セパン・サーキットは、2014年にアジア・タレント・カップの初代チャンピオンを獲得した場所で、いい思い出のあるコースなので、力を出しきって戦います」
岡田忠之 チーム監督
「昨日からセットアップは特に変えていませんが、コンディションの違いなどが作用して海渡はコーナー進入でフロントの安定性に苦しむレースになりました。次のセパン・サーキットは暖かい場所なので、肉体的にも精神的にもリラックスして臨んでほしいです」
「レース序盤は路面が7割方乾いていたとはいえ、まだ濡れている場所も残っていたのでペースを上げにくい状況でした。ナカリンはもっと追い上げられるかと思っていましたが、転倒車も多かったために、無理にプッシュすることもできませんでした」
「次戦はほぼ地元といっていい会場なので、気負いすぎずに、のびのびと走ってほしいです。2人とも今回は初めてのコースだったので、今日の結果にはあまり気落ちする必要はありません。次のマレーシアGPでがんばってほしいです」