投稿日: 2018.01.24 18:03
更新日: 2018.01.24 18:09
更新日: 2018.01.24 18:09
もっとも転倒が多かったのはマルケスではなかった/2017MotoGP転倒数ランキング
RIDINGSPORT
【第2位】
マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)
転倒回数:27回
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2017年MotoGPチャンピオンのマルケスはシーズン27回転倒。ただし、その内、決勝レースで転倒したのは第2戦アルゼンチンGPと第5戦フランスGPの2レースのみ。マルケスは転倒回数こそ多いものの、マシントラブルに見舞われた第12戦イギリスGPを含めて、2017年は3回のノーポイントレースに止めたことがチャンピオン獲得につながった。
マルケスの転倒のほとんどは、フリー走行や予選、ウオームアップで起こっており、決勝までのセッションでマシンやタイヤの限界を確認するためにマルケスが100%プッシュしていたことがうかがえる。そうして、決勝前までに限界を把握することでレースでの転倒を最小限に止めた。
また、最終戦バレンシアの決勝で見せたように、ほとんど転倒しながら、驚異的なリカバリーで転倒を回避するシーンを何度か見せるなど、マルケスのライディングテクニックは新たな領域に踏み込んだのかもしれない。
【第1位】
サム・ロウズ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)
転倒回数:31回
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ルーキーのロウズがMotoGPクラスの転倒ランキングトップ。3クラス総合でも2年連続トップという記録を樹立した。
2016年のMoto2時代にも最多転倒記録を持つロウズだが、2017年はヘレス、イタリア、カタルーニャ、レッドブルリンク、フィリップアイランドを除く全てのサーキットで転倒を経験。
ミサノではウイーク中に5回転倒を喫している。転倒の多さが物語るとおり、ランキングではレギュラーライダー最下位の25位で終わった。転倒数トップ5にふたりのアプリリアライダーが入っていることから、アプリリアがタイヤのマッチングに問題を抱えていたことがうかがえる。
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