「他のライディングスタイルのライダーたちがフロントのグリップの問題を抱えたとき、彼らは僕より苦しまない。僕はプッシュしていた。ブレーキングでも、コーナリングでも、加速でも。だけどバイクは僕に警告をもたらした」
「もしスピードが出なくて、それが危険を示すことだったとき、プッシュすればクラッシュするさ。僕のライディングスタイルや体の位置では、コーナリング中にブレーキをかけたとき、フロントのグリップを感じないから、他のライダーよりももっと苦しんでいるんだ」
オランダGPでは他のライダーもタイヤの問題に苦しんでおり、ロレンソは自らのライディングスタイルによって自分が特にダメージを受けていると感じたという。
「急にはライディングスタイルを変えられないよ。例えば雨のもてぎのように、フロントの感触を感じているときには僕は最速でいられる。でも明らかにフロントのグリップがないときには最後尾だ」
ロレンソは決勝レースを10位でフィニッシュしたことにより6ポイントを獲得。しかし荒れたレースの中、2位でフィニッシュしたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)とのポイントの差は24ポイントに開いてしまった。