
ヤマハファクトリーから2年連続参加となるエスパロガロは「昨年はMotoGPパドックでも大きな反響があった。みんなに優勝を祝福してもらった」と振り返り、「僕は8耐が大好きだし、このバイクが大好きだ。去年このバイクに乗って楽しかった思い出がある。今はGPが開催されていない鈴鹿サーキットを走れることも楽しい。僕は今年、ヤマハで走るのが最後の年だから、感謝の気持ちを8耐の優勝でお返ししたい」と意気込みを語った。
また、ヤマハから初参戦となる現SBKライダーのロウズは、「ヤマハファクトリーの一員として、昨年優勝したチームから8耐に参戦できることがうれしい。8耐に初めて挑んだ去年は、とても楽しかったが厳しいレースだった。なぜならこのふたり(中須賀、エスパロガロ)とライバルとして戦ったからね」と、新たなチームメイトと笑い合った。
発表会にはヤマハ発動機技術本部MS戦略部長の河野俊哉氏、MS開発部長の辻幸一氏も参加。「去年はニューモデルで初めての8耐だったから不安があった。その部分をライダーとチームワークが補ってくれ、少しの運も味方して19年ぶりに優勝できた。しかし、レース後には社内ですぐに反省会を行ない、150を超える改善点が挙がった。その半数はマシンに関すること。その課題に対して1年かけて準備を進めてきた」と辻氏。

