残り1時間半となった16時すぎごろから各ライダーがコースにで始めると、16時44分にクラッチローが1分30秒797をたたき出し、これが初日のトップタイムとなった。
クラッチローは転倒を喫したものの、トータル11度のコースインで70周を周回すると、1分31秒台を12回、1分30秒台を1回記録した。
2番手に1分30秒809でアレックス・リンス(スズキ)が続いた。リンスは12度のコースインで70周を回り、1分31秒台を14回、1分30秒台を2回記録して、0.012秒差の2番手。終了15分前の17時15分ごろに自己ベストを記録した。
マルケスは12度のコースインで78周を周回、1分31秒台を最多の22回、1分30秒台を最多の4回記録して、0.115秒差の3番手となった。

ドビジオーゾが1分30秒945で4番手に続いた。ドビジオーゾはドゥカティが準備した新しいフェアリングをテスト。11度のコースインで60ラップを周回すると、1分31秒台を13回、1分30秒台を1回記録している。
5番手に1分30秒960でダニ・ペドロサ(ホンダ)。ペドロサは転倒を喫したが、大きなダメージはなく、11度のコースインで75ラップを周回すると、1分31秒台を10回、1分30秒台を1回記録した。
本日誕生日を迎え、39歳となったバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は12度のコースインで74周を周り、1分31秒台を9回記録して、1分31秒189で8番手となった。
9番手に1分31秒235でアンドレア・イアンノーネ(スズキ)、10番手に1分31秒246でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が続き、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)は1分31秒294で11番手。ヨハン・ザルコ(ヤマハ)はYZR-M1の2016年型シャシーを使用し、1分31秒305で12番手で初日を終えた。
中上貴晶(ホンダ)は12度のコースインで最多の87周を周回、1分31秒台を3回記録し、15時15分すぎの55周目に記録した1分31秒692がベストラップ。ルーキートップの17番手で初日を終えた。
ハビエル・シメオン(ドゥカティ)は転倒でマシンにダメージを負ったが、シメオン本人に大きなケガはなく、1分32秒720で22番手となった。
セパンテストでの負傷により、ポル・エスパルガロ(KTM)は今回のテストを欠場。代わって、テストライダーのミカ・カリオ(KTM)がテストプログラムを担当し、1分32秒749で23番手となった。
昨年シーズン終盤からの体調不良により今シーズンの欠場を決めたジョナス・フォルガー(ヤマハ)の代役として、今回のテストに参加したハフィス・シャーリン(ヤマハ)はMotoGPマシンを初ライド、初コースという条件のなか、トップから2秒368遅れの1分33秒165がベストラップとなり24番手で初日を終えた。
以下、MotoGPタイオフィシャルテスト初日のタイム結果。