更新日: 2018.03.20 02:01
ヤマハ 2018MotoGP第1戦カタールGP レースレポート
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第1戦カタールGP
■開催日:2018年3月18日(日)
■開催地:ロサイル/カタール(5.380km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:21度
■路面温度:23度
■PP:ヨハン・ザルコ(1分53秒680/ヤマハ)
■FL:アンドレア・ドビジオーゾ(1分55秒242/ドゥカティ)
ロッシが開幕戦3位表彰台、ビニャーレスは6位入賞
モビスター・ヤマハ・MotoGPのバレンティーノ・ロッシが、2018シーズン開幕戦で3位表彰台を獲得。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスも1周目の15番手から6位まで挽回し、貴重なポイントを獲得した。
ロッシは8番グリッドから絶好のスタートを切り、オープニングラップで4番手に浮上。さらに表彰台圏内を目指してダニ・ペドロサ(ホンダ)との差を詰めてゆき、2ラップ目を終えたメインストレートでこれに並んで3番手に浮上した。
前をいくのはザルコとマルク・マルケス(ホンダ)。速いペースではあったがロッシはこのふたりを逃がさないよう1分55秒台をキープする作戦をとる。そして5ラップ目にはマルケスをパスして、いよいよザルコに照準を合わせ11ラップ目の第1コーナーではらんで、マルケスとドビツィオーゾ(ドゥカティ)に先行を許してしまった。
最後の5ラップでは、ドビツィオーゾとマルケスには届かなかったものの、ザルコをパスして安定した走りで追いすがる後続を突き放し、トップから0.797差の3位でチェッカーを受けた。
一方のマーベリック・ビニャーレスは慎重なスタート。予選12番手から15番手へ後退したが、徐々にリズムをつかむと3ラップ目からチャージを開始し、トップグループと同等のペースで周回を続けて少しずつ近づいていった。
残り10ラップになったところで、アレックス・リンス(スズキ)とホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)がリタイアし、ビニャーレスは10番手へ。次のラップではジャック・ミラー(ドゥカティ)を、さらに1ラップ後にアンドレア・イアンノーネ(スズキ)をパスして8番手に浮上した。
この時点でトップグループを視野に捉えたビニャーレス。その差は2.5秒ほどあったが、ハイペースをキープして残り3ラップでついにペドロサの背後に迫り1ラップ後にパス。さらにザルコもパスすると、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)にも迫るがわずかに届かず6位でチェッカーを受けた。
この結果、ロッシはランキングトップから9ポイント差の3位。ビニャーレスは15ポイント差の6位。またコンストラクターランキングでは3位、チームランキングではモビスター・ヤマハ・MotoGPが3ポイント差の2位につけている。