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C氏:ブリヂストンのときはできなかったけど、ミシュランならできるかもしれないな。ミシュランは昔、Aグレード、Bグレード、Cグレードというタイヤを供給していたんだよ。元GPライダーの八代俊二が走っていたころ、たまたまミック(・ドゥーハン)が出ないときにミックのタイヤを使ったら、いつもより1ステップ上の集団で走ることができたというのを聞いたことがあるよ。

B氏:タイヤのグレードの話はここ10年くらい聞かなくなりましたが、昔は普通だったらしいんですよ。

C氏:今はマルケスがポイントリーダーだけど、もし今年、ロッシがチャンピオンを獲ったらどれだけMotoGPが盛り上がるか。ホンダ以外はハッピーになると思うよ。

ルイス・サロムの追悼
ルイス・サロム追悼

B氏:そういえば、ルイス・サロムの亡くなったレースでロッシとマルケスが握手したじゃないですか。あれを見てロッシってすごいなと思いました。2011年のスペインGPでロッシが転倒してケーシー・ストーナーを巻き込んでしまったとき、ロッシはピットまで行ってストーナーに謝っていたんですよ。そのとき表情を見せないようにヘルメットを被ったままだった。今回もヘルメット被ったままでしたよね。とりあえず謝ったという形だけ残すのがロッシらしいですよね。今回の握手もロッシのパフォーマンスじゃないのかとホンダのある人が言っていましたよ。

C氏:あれは本気で握手してないと思うよ。スペインのGPでスペイン人が亡くなって、今までのように知らん顔はできない。みんなロッシにはめられているんだよ。

B氏:ドイツGPではロッシに表彰台に上がってほしかったですね。表彰台でどういう対応をするか見てみたかった。

A氏:ロッシは何十年に1度出てくるか来ないかのライダーなんですよね。ケニー・ロバーツの与えた影響は大きかったのですが、期間としては短かった。マルケスはロッシになろうとしていますが、あのスター性は今のところマルケスにはないですね。

C氏:今のMotoGPは、アメリカのプロレスのようにドラマ仕立てになってきているよね。スタートしてチェッカーまでの間だけじゃなくて、表彰式やパルクフェルメでのやりとり、ライダーの表情までもストーリーになっている。

B氏:レースが始まればライダーたちは真剣に走るから、手抜いたりはしないです。ある程度ストーリー、ドラマをコントロールしているとしたら、今のところそれができるのはタイヤしかないです。あるいはルールやレギュレーションとか。ただ、あんまりあざとくやってしまうとおかしいと言われてしまうので、あからさまにはやりませんが。

■今年のホンダについて

第2回MotoGP覆面座談会:ロレンソの不調はコントロールされていた!?
アメリカラウンドで連勝したマルク・マルケス

■来季のウイングレット禁止について

来季から禁止となるウイングレット
来季から禁止となるウイングレット

■後半戦の展望

後半戦の追い上げが期待されるバレンティーノ・ロッシ
後半戦の追い上げが期待されるバレンティーノ・ロッシ

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