Takuya Mihara/autosport web

「全日本ロードレース前半戦を戦うなかでチームとしての力を直に感じている上で、鈴鹿8耐という世界的に注目を浴びるビッグレースを一緒に戦えるという楽しみな気持ちは日に日に強くなるばかりです」

「どれだけチームのなかで自分が貢献できるのか、推し進めてみなければ見えてこない部分もありますが、チーム全員と力を合わせ優勝を勝ち取るために全力を尽くします」

第3戦オートポリスの予選で2番グリッドを獲得した渡辺一樹

 ヨシムラ初加入となるレイは21歳のイギリス人ライダー。2017年にビルドベース・スズキに所属しブリティッシュスーパーバイクに参戦。2018年も同チームに所属し、2勝を挙げ現在ランキング2番手につけ、トップのレオン・ハスラムを追っている。また、2018年のSBKイギリスラウンドではワイルドカード参戦し、レース1は14位、レース2は15位と両レースをポイント圏内でフィニッシュした。

「ヨシムラスズキMOTULレーシングから、かの有名な鈴鹿8時間耐久ロードレース参戦のために召集されて名誉と誇りを感じている」とレイ。

「この8時間耐久レースに参戦するのは初めての経験だが、今からとても楽しみにしているよ。チームメイトには過去に鈴鹿8耐に参戦したことがあり、ヨシムラのことをよく知っているライダーが選ばれているから、彼らと実際にチームを組んで戦うことを楽しみにしている。表彰台の一番上を狙い、チーム一丸となって全力を尽くすよ」

 すでに発表されていた津田とギュントーリも今大会へ向けた意気込みをこう語る。

「レース自体が過酷な環境で行なわれるなか、ライバルチームもどんどん速くなってきているので、(鈴鹿8耐で勝つことは)年々難しくなって来ています。しかし、自分達も昨年より確実にマシンの速さを追求してきました。決勝当日スタートするまでスペックに磨きをかけて良いレースを皆さんに観ていただきたいと思っています」と津田。

 2017年に続き、ヨシムラから継続参戦となったギュントーリは「2017年に初めて鈴鹿8耐に参戦し、忘れられない経験をした。マシンとライダーのレベルは非常に高く、テクニカルなコースと厳しい天候というコンディションは、恐らく世界で最も厳しいレースだと思う。そして我々は、ヨシムラスズキMOTULレーシングチーム全員の力で困難を乗り越え、最後尾から7位まで追い上げた。今年も、ヨシムラスズキGSX-R1000Rをこの素晴らしい鈴鹿サーキットで再び駆り、昨年の結果を塗り替えるために全力を尽くすよ」と意気込みを語った。

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