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投稿日: 2016.08.22 17:18

YAMAHA MotoGP第11戦チェコGP レースレポート


MotoGP | YAMAHA MotoGP第11戦チェコGP レースレポート
ホルヘ・ロレンソ
ホルヘ・ロレンソ

 一方のロレンソも、ロッシと同様のタイヤ・チョイスでスタート。慎重にタイヤを暖めながら一旦は後退するものの徐々にペースを上げていった。レース後半に入ってタイヤ・グリップがさらに上がると、10番手まで追い上げたが、残り7ラップになってフロントタイヤのセンター・トレッドを激しく消耗したため予定外のピットインを余儀なくされてしまった。

 スペアマシンには、フラッグ・トゥ・フラッグのレースとなる可能性を想定してスリック・タイヤが装着されていたが、路面は依然としてウエットの状態。そのため1ラップを走行してすぐまたピットに戻り、この間にタイヤを履き替えた1台目のマシンに再び跨りレースを続行した。これによって完走を果たしたものの、17位とポイント圏外に留まった。

 ロッシは20ポイントを加算して合計144ポイント。これでランキング2位に上がり、トップを53ポイント差で追う。

 なお優勝はC・クラッチロー。バリー・シーン(ヤマハ)の1981年のスウェーデンGP優勝以来、英国人として35年ぶりの最高峰クラスでの勝利となった。次回、第12戦は2週間後、イギリス・シルバーストーンで開催される。

ポル・エスパルガロ
ポル・エスパルガロ

P・エスパルガロが貴重なポイント獲得

 Monster Yamaha Tech 3のP・エスパルガロは、12番手から好スタートを見せ、すぐさま上位のファクトリー勢に絡んで7番手に浮上、3ラップ目で一つ順位を下げたものの、その後も果敢に攻め続けた。徐々に路面が乾き始めると上位の順位が目まぐるしく入れ替わり、このなかでエスパルガロは13番手へと後退。残り7ラップを走り切り、貴重なポイントを獲得してランキングも7位へ上がった。

ブラッドリー・スミス
ブラッドリー・スミス

 一方、B・スミスは、グリッド4列目からスタートし、すぐさまペースを上げて9番手まで浮上した。レース後半に向けタイヤを温存しながら順調に走行を続けていたが、残り8ラップで不具合が発生し、リタイアとなった。

 2週間後ホームであるイギリスGPで復活を目指す。Monster Yamaha Tech 3はチェコGP後のIRTAテストに参加する。


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