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投稿日: 2018.07.22 23:47
更新日: 2018.07.23 15:11

鈴鹿8耐を前にホンダ系4チームが都内に集結。ファンミーティングで優勝を誓う


MotoGP | 鈴鹿8耐を前にホンダ系4チームが都内に集結。ファンミーティングで優勝を誓う

 ポイントリーダーとして日本に戻ってきた藤井総監督は「チャンピオンを獲るということを目的でここまで来ています」とタイトル獲得に向けた強い思いを語る。

「去年と今年の鈴鹿8耐は180度違っていて、同じ日本に帰ってきましたが違う取り組みのように感じています」

 起用したライダーたちについては「2月にはホンダの本社に来て、その時に今年は(鈴鹿8耐で)メンバーを変えないと伝えました。それがここまで成し得ることができたし、結果を掴んできた。彼らと一緒にやってきてよかったです。最後まで彼らと結果を掴みますよ」とコメント。

F.C.C. TSR Honda Franceから藤井正和総監督、フレディ・フォレイ、ジョシュ・フック、アラン・テシェの4名が登場
F.C.C. TSR Honda Franceから藤井正和総監督、フレディ・フォレイ、ジョシュ・フック、アラン・テシェの4名が登場

 TSRホンダのライダー3人も会場でそれぞれの思いを語る。

「今年初めて日本のチームで参戦できて光栄だ。藤井さんのチームは家族だと感じる」とフォレイ。

 左の膝を負傷していたテシェは「膝のケガは治っているから100%で挑める。鈴鹿8耐は僕のホームで走ることと同じだ。ベストを尽くして頑張りたい。みんなに期待してほしい」とコメントした。

 TSRホンダの一員として4度目の鈴鹿8耐に挑むジョシュは「長く走っているからと言ってすべて知り尽くしているわけじゃない。毎年大きなチャレンジだし、楽しみにしている」と話す。

「今年の鈴鹿8耐の目標はいつもと違う。TSRのためにチャンピオンを獲得することが重要だ。僕たちはそのために頑張っている。安定した走りをして鈴鹿でチャンピオンを獲るために力を合わせて頑張るよ」

■MotoGPライダーとしてリベンジに燃える中上

 10年ぶりに復活したホンダワークスチーム、レッドブル・ホンダwith日本郵便。7月10日~12日に行われた公開合同テストでレオン・キャミアが負傷し欠場するなど不運が続くが、新たにハルク・プロから出場予定だったジェイコブセンを起用し、鈴鹿8耐の勝利奪還を目指す。

 エースライダーを務める高橋巧は「鈴鹿8耐で絶対に優勝するためにワークスが復活したと思っています。鈴鹿8耐はホンダのなかで重要なレースのひとつなので、勝ちしか考えないようにしていますし、表彰台の頂点から最高の景色を見たいと思ってやってきています」

 気になるのは他ライダーとの連携だが、7月20日にレギュラーライダー3人が揃ってテストを実施し、手ごたえを感じているという。

7月20日に行ったテストで初めて3人のライダーが揃ったと語る高橋巧
7月20日に行ったテストで初めて3人のライダーが揃ったと語る高橋巧

「先日行ったテストで、やっと3人そろって乗ることができ、すこしずついい方向にはいっていると思います。レースウイークでしっかり合わせ込みをして優勝できるようにしたいです」

 今年はMotoGPライダーとして鈴鹿8耐に挑む中上は「昨年は自分のスティントで転倒を喫してしまい、そのあともタイヤのパンクなどもあって、4位という不甲斐ない結果で終えてしまいました。個人としてはリベンジという気持ちがあります。ワークスチームが復活して、そのメンバーとして今年また挑戦できることは本当にうれしいです。ワークスチームは優勝しかないので、優勝目指して精一杯頑張りたいです」と意気込む。

 中上はトークショーのなかで「昨年はMoto2から1000ccに乗り換えて速いと感じましたが、MotoGPマシンから乗り換えるとものすごく遅く感じました。1000ccのパフォーマンスを引き出してウイークを戦っていきたいと思います」とコメント。憎たらしいほど強かったホンダワークスチームだけに、鈴鹿8耐本番では中上とホンダワークスが驚きのパフォーマンスを見せてくれるかもしれない。

 キャミアに代わり、ホンダワークスに加入したジェイコブセンは「ワークスライダーとして走ってくれないかという連絡をもらった時はこれ以上にないくらい光栄に感じた」と話し、意気込みをこう語る

「一緒に走るライダーは中上、巧と僕が以前から知っている優れたチームメイトだ。こんなチームメイトとともに鈴鹿8耐を走れることは夢が実現したような思いだよ」

「僕は代役となったけど、欠場することになった(レオン)キャミアには早い回復と復帰した後も活躍することを祈っている。このチームが存在する理由は優勝することだ。3番目のライダーとしてチームの目標を実現のするためにベストを尽くすよ」

 桒田HRCレース運営室室長はジェイコブセンの加入について「ジェイコブセン選手は1回しか走っていないという状態ですが、鈴鹿8耐の経験があり、耐久レースで重要なチームに溶け込むということが1回のテストでできているので強いチームができたのではないかと思っています」とコメント。復帰1年目の鈴鹿8耐で3人がどのような戦いを見せてくれるのか、楽しみなところだ。

 トークショー後は、ライダー、監督たちとの集合記念撮影やファンがライダーに直接質問するQ&Aセッション、プレゼント抽選会が行われた。

 そして、イベントの最後にはサーキットの人気コンテンツ、ピットウォークを青山に再現した8耐プレPIT WALK@ウエルカムプラザ青山が行われ、ファンにとってはうれしい1日となったようだ。

ファンとの集合記念撮影の様子
ファンとの集合記念撮影の様子
8耐プレPIT WALK@ウエルカムプラザ青山の様子
8耐プレPIT WALK@ウエルカムプラザ青山の様子
ル・マン24時間レースを制したTSRホンダのCBR1000RRと優勝トロフィー
ル・マン24時間レースを制したTSRホンダのCBR1000RRと優勝トロフィー
ホンダCBR1000RRW/Red Bull Honda with 日本郵便
ホンダCBR1000RRW/Red Bull Honda with 日本郵便
ホンダCBR1000RR SP2/MuSASHi RT HARC-PRO. Honda
ホンダCBR1000RR SP2/MuSASHi RT HARC-PRO. Honda
ホンダCBR1000RR SP2/KYB MORIWAKI MOTUL RACING
ホンダCBR1000RR SP2/KYB MORIWAKI MOTUL RACING
会場には鈴鹿8耐を制した歴代ホンダマシンが展示されていた
会場には鈴鹿8耐を制した歴代ホンダマシンが展示されていた


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