「ベストをつくすことだね。長いレースだから、ペナルティやミス、クラッシュなど、なにが起きても不思議じゃない。だからクリーンでクレバーなレースをすることが重要なんだ」
「カワサキが最後に勝ったのは25年前で勝ち目がないと思われているかもしれない。ただ、その分プレッシャーは少ないし、楽しみながら戦える。レオンと一馬とともにマシンセットアップを煮詰めていっているし、これまでの成果には満足しているよ」

公開合同テスト最終日、レイは本番に向けロングランを実施。そのなかで2分6秒台までタイムを削り、チームを驚かせていた。
「メカニックやチームメイトなど、本当に多くのスタッフがひとつの目標を目指して戦っている。そんな彼らと勝利を分かち合えるのは格別なんだ。今年はまったく新しい挑戦になるよ」
「いいタイミングでカワサキに加わったとも思っているよ。レオンは強いし、一馬も速いライダーだ。強力なチームだし、勝てるポテンシャルがあると思う」
SBK王者を擁するカワサキ・チームグリーンは、25年ぶりの優勝をカワサキにもたらすことができるか。ヤマハの4連覇を阻止するのはカワサキかもしれない。