更新日: 2018.08.03 15:07
Team KAGAYAMA 鈴鹿8時間耐久ロードレース レースレポート
2017-2018 FIM世界耐久選手権シリーズ最終戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第41回大会レポート
≪ケビンとともに目指したチェッカーフラッグ≫
■大会名
2017-2018 FIM世界耐久選手権シリーズ(EWC)最終戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第41回大会
■開催日
[公式練習]2018年7月26日(木) 天候:晴れ/コース:ドライ
[フリー走行・予選]2018年7月27日(金) 天候:晴れ/コース:ドライ
[フリー走行・TOP10トライアル]2018年7月28日(土) 天候:曇り/コース:ドライ
[決勝]2018年7月29日(日) 天候:晴れ/コース:ドライ・ウエット
■開催場所
三重県・鈴鹿サーキット(1周=5.821km)
■観客動員数
11万1000人(4日間合計)
■ライダー
加賀山就臣/ジョー・ロバーツ/浦本修充
■マシン
SUZUKI GSX-R1000
■結果
[公式練習]14番手(Best Time 2分10秒166/加賀山就臣)
[予選]13番手(2分09秒237)
[決勝]11位/194周
2013年にケビン・シュワンツを招集し、Team KAGAYAMAの鈴鹿8耐チャレンジは、スタートしました。
2018年、6回目の鈴鹿8耐は、“U.S.A.”をコンセプトにふたたびケビンとタッグを組み、ライダーには、Moto2クラスに参戦中のアメリカンライダー、ジョー・ロバーツを招集し、“Team KAGAYAMA U.S.A.”としてエントリーしました。ジョーと浦本は、レーススケジュールの問題で事前テストには、フルで参加できなかったものの、加賀山がダンロップさんと準備を進めて来ました。
レースウイークに入り台風12号が発生。何と日本列島を東から西へ進路を取る異例の台風が、週末にかけて接近する予報となっていました。初日の公式練習では、ドライコンディションでの走り込みが足りないジョーと浦本を優先的に走らせ、レースを見据えてマシンセットを進めて行きます。
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金曜日の公式予選でも決勝用タイヤで臨みますが、想定したコンディションよりも気温が上がってしまい、思っていたほどタイムを詰めることができず加賀山、浦本が2分09秒台。チームベストとなる2分08秒843をジョーが記録。
予選順位は、3人のベストタイムの平均となるため、2分09秒237で13番手と初めてTOP10トライアル進出を逃す結果となってしまいます。それでも決勝でのアベレージタイムは、3人ともそろっており、周りを見ても、予選のタイム差ほど差はない状況と分析していました。
決勝日は、朝方までに台風12号は、西に抜けたものの、その影響は残り、スタート直前に雨が落ちて来ます。スタートライダーは、加賀山が務めることは決まっていました。不安定なコンディションでの走りは、折り紙付きな加賀山だけに、スタートダッシュが期待されました。しかし、ル・マン式スタートの際、エンジンの始動が悪くやや出遅れてしまいます。
そのなかで冷静にポジションを上げて行き、オープニングラップを8番手で終えると、4周目には5番手にポジションを上げます。一時6番手に下がるものの、ふたたび抜き返し5番手を走っていました。その後、路面は乾いて行きピットインし、加賀山からジョーにバトンタッチします。