ホンダ・チーム・アジア 2018MotoGP第10戦チェコGP 決勝レポート
アティラプワパがチェコGP決勝で16位
鳥羽は転倒リタイア
Rd.10 チェコGP/ブルノ・サーキット
2018年8月5日(日)
コンディション: ドライ
気温: 30℃ 路面: 42℃
Honda Team Asiaのナカリン・アティラプワパは、2018年第10戦チェコGPの決勝レースで最後まで激しい戦いを繰り広げ、16位のチェッカーフラッグを受けました。チームメートの鳥羽海渡は3周目の4コーナーで転倒を喫し、リタイアとなりました。
現地時間午前11時(日本時間午前6時)にスタートした18周の決勝レースを、アティラプワパは3列目8番グリッド、鳥羽は7列目20番グリッドからスタートしました。鳥羽は、後方からの追い上げを狙っていた序盤に転倒し、残念ながらそこでレースを終えることになりました。アティラプワパは、レース終盤までトップグループにしっかりとついていき、最後はポイント圏内まであとひとつと迫る健闘を見せました。
次戦の第11戦オーストリアGPは、8月10日(金)現地時間午前9時(日本時間午後4時)にFP1がスタートします。
ナカリン・アティラプワパ(16位 / 39’12.798 / +3.674)
「序盤からしっかりとトップグループについていくことができましたが、後ろからどんどん速いライダーたちがやって来るので、オーバーテイクして自分が前にでるのは難しい状況でした。また、暑いコンディションだったので、レース終盤はリアのスライドが激しく、うまくコントロールするのに苦労をしました。悪くない内容のレースだったと思いますが、僅差でポイントを逃してしまったのは残念です」
鳥羽海渡(DNF / 4′.28.048 / +16laps)
「早く前へ出ようという気持ちが先走り、コーナー立ち上がりでスロットルを早く開けすぎて転倒してしまいました。大きなハイサイドだったので、転倒した直後は息ができないくらいでしたが、ケガがなかったのは良かったです。初日の良い流れを維持できなかったのが今回の敗因なので、次戦ではその部分を改善できるようにがんばります」
青山博一 チーム監督
「海渡が転倒でケガをしなかったことにはホッとしましたが、これは昨日の予選が悪かったことが影響した結果です。日曜日にリザルトを残せない理由をよく考えて、次のレースに備えてほしいです。その理由を自分自身で見つけ出すことができれば、彼本来の実力をレースで発揮できるようになるでしょう。一方、ナカリンはとても健闘し、トップグループについて行きました。ラスト5周でグループがふたつに離れたときに後方の集団にいたために、ポイント圏内を逃してしまいました。とはいえ、今日のレースでトップグループを走れたことは、今後に向けて大きな自信になることは間違いないでしょう」