更新日: 2018.08.11 12:48
イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 2018MotoGP第11戦オーストリアGP 初日レポート
パウィと長島が雨のFP2で5番手と9番手タイムを記録
Rd.11 オーストリアGP/レッドブルリンク・サーキット
2018年8月10日(金)
コンディション:ドライ(FP1)/ウェット(FP2)
気温:21℃ 路面:25℃
第11戦オーストリアGPが、レッドブルリンク・サーキットで始まりました。レースウィーク初日の金曜日は、午前と午後に各45分間のフリープラクティスを行い、IDEMITSU Honda Team Asiaの長島哲太が1分31秒077で総合順位18番手を記録しました。チームメートのカイルール・イダム・パウィは初日22番手。ベストラップタイムは1分31秒221でした。
現地時間の午前10時55分(日本時間午後5時55分)にスタートしたFP1で、長島は18番手、パウィは22番手で、ともにセッショントップタイムから0.8秒以内につけました。
午後のFP2は、雨の降りしきるウェットセッションになりました。パウィは雨の強さを存分に発揮して45分のセッション中ずっと上位につけ、5番手で締めくくりました。長島も着実に前進を見せ、終盤に9番手のタイムを記録しました。
明日のFP3は現地時間午前10時55分(日本時間午後5時55分)にスタート。午後には、決勝のグリッド順を決める45分間の予選が行われます。
長島哲太 (18番手 / 1’31.077 / +0.639)
「雨のフィーリングはすごく良く、どんどんタイムを上げていくことができました。最後はもっとタイムを上げられそうだったのですが、9コーナーで川になっていたところに足もとをすくわれて転んでしまいました。幸いケガはなかったのですが、チームには余計な仕事を増やしてしまい、申し訳ないことをしました。午前のドライでも、トップから0.6秒なのでまずまずでした。セクター2の加速で特に損をしているので、そこを改善すればタイムはさらに詰まると思います」
カイルール・イダム・パウィ (22番手 / 1’31.221 / +0.780)
「FP2の序盤は、ウェットコンディションのなか、とてもいいフィーリングを掴んで走り出すことができました。去年はこの感覚を掴むことができなかったので、ポジティブな手応えです。午前のドライコンディションでは、ブレーキングで少し苦労をしています。明日はこの部分の改善を目指します」
青山博一 チーム監督
「今日のMoto2は、午前はドライだったものの午後はウェットになりました。ウェットの順位を見ると、ふたりともいい走りをしているように思えるかもしれませんが、私がコースサイドで見る限り、ライディングやライン取りなどで改善の余地はまだ多いので、この順位には決して楽観視をしていません。両選手とも、ウェットコンディションでバイクのフィーリングがいいと言ってくれているのは好材料です。選手とチームの双方とも、どんな状況にも対応できるように、明日はさらに気を引き締めて臨みます」