更新日: 2018.09.03 16:49
ホンダ 全日本ロードレース第7戦オートポリス レースレポート
Round07
大分県/オートポリス
JSB1000 決勝
2018年9月1日(土)~2日(日)
高橋巧が2戦連続で3位表彰台を獲得する
全日本ロードレース選手権の第7戦が大分県オートポリスで行われました。今大会は3戦ぶりの全クラス開催となりました。JSB1000とST600は2レース開催の予定でしたが、悪天候のためレース1がキャンセルされ、全クラスが1レース開催となりました。
濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)は、前戦もてぎでのケガのため今大会は欠場しましたが、もてぎを欠場した水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)は復帰しました。
前日に予選が行われたのはJ-GP2とST600のみで、決勝当日の朝にJSB1000、J-GP3の予選が行われました。JSB1000クラスの予選は好天の下、ウエットも残っているもののライン上は乾いているウエットパッチのなか、35分間のセッションで行われました。予選では、目まぐるしくトップが入れ替わる接戦を制した中須賀克行(ヤマハ)がポールポジション。高橋巧(Team HRC)は5番手となりました。
晴天となった決勝レースでは、まずホールショットを奪った加賀山就臣(スズキ)がオープニングラップを制します。それを渡辺一樹(スズキ)、中須賀、野左根航汰(ヤマハ)、渡辺一馬(カワサキ)、高橋巧、津田拓也(スズキ)、秋吉耕佑(au・テルルMotoUP RT)、清成龍一(MORIWAKI MOTUL RACING)が追いかけ、トップ集団を形成しました。その後方では、高橋裕紀(MORIWAKI MOTUL RACING)と水野がセカンドグループを形成しながら先頭集団を追いかけます。
3ラップ目に渡辺一樹が首位を奪い、徐々に加賀山を引き離します。中須賀が2番手、野左根が3番手に浮上するなか、その後方から渡辺一馬、高橋巧、津田、秋吉、清成、水野がセカンドグループを形成します。
スタートで遅れた高橋巧は5ラップ目に4番手へ浮上してトップ集団を追いかけます。トップは渡辺一樹、中須賀、野左根の3台が争い、野左根が7ラップ目の1コーナーで2番手へ浮上するとそれを中須賀が追い、その後ろに高橋巧、渡辺一馬が続きました。
レースの折り返しとなる10ラップ目には高橋巧が3番手に浮上し、野左根、中須賀に追いつくと、3台によるトップ争いがしばらく続きました。後方では清成が水野をかわし9番手に、これにより水野は10番手となります。15ラップ目の最終コーナーで中須賀が野左根を捉えてトップに浮上。野左根は中須賀を追いますが、中須賀は17ラップ目にファステストラップを更新してスパートをかけ、後続を引き離しにかかりました。
これに負けじと、野左根、高橋巧も必死に食らいついていきます。セカンドグループでは渡辺一樹、渡辺一馬、津田が4番手を争うなか、その後方には加賀山、秋吉、清成、水野が続きます。
津田が3コーナーでのオーバーランで遅れたことで、加賀山が6番手へ浮上。秋吉、水野とともにポジションを上げると、その後はそのまま順位の変動はなく最終ラップをクリア。最終的に中須賀が優勝を飾り、野左根が2位。高橋巧は3位で表彰台に上がりました。
7位に秋吉、8位に水野、10位に清成、12位に日浦大治郎(Honda)、14位にザクワン・ザイディ(Honda)。高橋裕紀は18位でチェッカーを受けました。