更新日: 2018.09.03 19:45
KYB MORIWAKI MOTUL RACING 全日本ロード第7戦オートポリス レースレポート
Round.7 AUTOPOLIS/JSB1000
9月1日(土)公式予選
全日本ロードレース第7戦。濃霧と豪雨により公式予選とレース1がキャンセル
全日本ロードレース第7戦『KYUSHU MOTORCYCLE FESTA2018 in AUTOPOLIS』が大分県・オートポリスで開幕した。約2カ月ぶりの全クラス開催レース。JSB1000クラスは2レースで開催される。
5月のオートポリス大会ではタイヤ選択が明暗を分けた。ウエットコンディションのなか、スリックタイヤを選択した高橋裕紀が徐々に乾いていく路面で猛追、3位表彰台を獲得した。
ウエットタイヤで出ていった清成龍一は乾いた路面にタイヤがついていけるはずもなく、悔しい16位であった。山の上にあるオートポリスは天候が変わりやすい。そして雨が降ると濃霧に覆われてしまう。
金曜日のART合同走行も特有の天候に悩まされた。前日までは好天であったが、朝から雨と濃霧。午前中の1本目はスリックタイヤで走行できるレベルまで乾いてきた。清成龍一:1分51秒218、高橋裕紀:1分51秒666。
午後は天候が悪化し、2本目の走行は濃霧のため赤旗、残り30分となってコースオープンとなる。清成龍一:1分59秒713、高橋裕紀:1分59秒835。総合で清成6番手、高橋は9番手につける。ウエットコンディションが予想される予選に向けて走行時間がわずかしか取れなかった。
迎えた公式予選。朝から濃霧に覆われたサーキット。J-GP3の予選は延期、JSB1000クラスの予選も9時55分開始予定から14時00分スタートと大幅に遅れる。予選時間も当初の60分から50分間に短縮された。
しかし、ピットウォーク、ST600と晴れ間がのぞく好天であったが、JSB1000クラスの予選が始まる直前に雨が降り出し、やがて豪雨となる。天候の回復を待ったが雨は止むことはなく公式予選は中止となった。決勝日の朝8時45から30分間の公式予選の開催が決定した。
高橋選手コメント
「ドライでもウエットでも走行時間が短すぎました。でもそのなかで、事前テストで大きく変えたセットの方向性が合っていたと感じられましたがタイムに繋がるのか確認できませんでした。金曜日のドライで見つけたセットはウエットでは少し手直しが必要で、今日走ってみたら良い感触だったので今日はキチンと走りたかったです。でもフィーリングは良かったので明日に期待しています。」
清成選手コメント
「前戦もてぎで大きくセットを変えたのですが上手くアジャストできず、その反省から今回は事前に方向性を決めて走れるバイクにしようと思っていました。しかし事前テストでほとんど走れず、レースウイークに入っても走行時間が短くて詰めることができませんでした。ドライでもウエットでも共通の課題であることが判明したので解決に向けた糸口が見えてきました。今日も2周しか走れませんでしたが感触は悪くなかったです。明日は予選で良い位置を確保して序盤からしっかりと走りたいと思います。」