更新日: 2018.10.08 14:44
イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 2018MotoGP第15戦タイGP 決勝レポート
タイGP決勝で長島が8位入賞
パウィは21位完走
Rd.15 タイGP/チャーン・インターナショナル・サーキット
2018年10月7日(日)
コンディション:ドライ
気温:33℃ 路面:56℃
全24周で争われた2018年第15戦タイGP決勝レースで、IDEMITSU Honda Team Asiaの長島哲太はMoto2世界選手権自己ベストとなる8位フィニッシュを果たしました。チームメートのカイルール・イダム・パウィは21位でゴールラインを無事に通過しました。
現地時間の午後12時20分(日本時間午後2時20分)に始まった決勝レースを、長島は6列目18番グリッドからスタートしました。レース序盤からオーバーテイクを続け、9周目には8番手に浮上。以後もライバル選手と激しい順位争いを続け、最後まで息詰まる戦いを繰り広げました。
一方、8列目24番グリッドからスタートしたパウィは、狙い通りのブレーキングをできない厳しい状況でしたが、最後まで諦めずに戦ってチェッカーフラッグを受けました。
ツインリンクもてぎで行われる第16戦日本GPは、10月19日(金)に走行を開始。Moto2クラスのFP1は午前10時55分にスタートする予定です。
長島哲太 (8位 / 39’16.912 / +16.903)
「今日の8位という結果は、自分のMoto2世界選手権ベストリザルトで、レースそのものもベストに近い内容でした。今回は初めて走るコースで一からのスタートになり、しかも決勝日は今回のウイークで最も暑さが厳しいコンディションだったので、その状況でこの結果を得ることができてよかったと思います。このいい流れを維持して、母国グランプリの日本GPを迎えることができるのは好材料だと思います。もてぎではトップ6はもちろん、表彰台も狙っていきます」
カイルール・イダム・パウィ (21位 / 39’41.358 / +41.349)
「今日の決勝レースでは、フロントフォークが簡単に底付きをしてしまい、ハードブレーキングが無理で穏やかに握りこむ必要があったので、思い通りのライディングができませんでした。思っていた以上に低いポジションでの争いになってしまいましたが、これから日本GP、そして僕のホームグランプリのマレーシアと続くので、リズムを取り戻せるようにがんばります」
青山博一 チーム監督
「長島は前回から上り調子だったリズムを今回のFP1で維持し、特に昨日の予選と今日のウォームアップでは1分37秒台でコンスタントに周回していたので、その調子をキープできれば、決勝でもシングルフィニッシュは行ってくれそうな感触がありました。多くの選手が転ぶ難しいレースで最後までペースを維持していたので、今回の彼の走りは賞賛に値します。一方、パウィはこの数戦でいい流れをつかめていません。日本GPの後は彼のホームグランプリも控えているので、我々チームとしても一丸となって改善を目指していきます」