更新日: 2018.11.29 00:49
ブリヂストン、2輪用タイヤBATTLAXの新モデルを発表。スポーツタイヤS22のスペックは先代モデルを凌駕
発表会ではS22を大分県のオートポリスで性能評価したデータも公開された。ドライコンディションでは、従来モデルのS21に比べてコーナリング速度が向上。オートポリスの3コーナーではコーナリング速度が15%アップ、サーキットラップタイムでは平均で約1.2%短縮されたとのことだ。
また、別サーキットで行ったウエット路面での性能評価では直進時の加速が向上し、ラップタイムも従来モデルより5%短縮されている。
S22の発売は2019年2月から開始。発売サイズはフロント1サイズ、リヤ5サイズが設定され、価格は以下のようになっている。
用途 | タイヤサイズ | メーカー希望小売価格(税込) |
---|---|---|
フロント | 120/70ZR17M/C(58W) | 22,734円 |
リア | 160/60ZR17M/C(69W) | 30,510円 |
リア | 180/55ZR17M/C(73W) | 33,588円 |
リア | 190/50ZR17M/C(73W) | 34,236円 |
リア | 190/55ZR17M/C(75W) | 35,100円 |
リア | 200/55ZR17M/C(78W) | 37,206円 |
またS22と同じく会場で発表されたAX41は、オフロード走破性能と耐久性を追求したタイヤとなる。トレッドパターンは、ロッキーな新パターンを採用。リヤタイヤの高断面積のブロックは、ぬかるんだ路面で高いトラクション性能を発揮させるためにオンロード用のA41より30%増やし、オフロード走破性を向上させたという。また、強度と剛性を30%向上させたリヤコンパウンドを採用。こちらは、トラクション性能向上に貢献しているようだ。
フロントタイヤには走行時におけるブロック変形を考慮したブロック形状を採用。従来は踏込み端と蹴り出し端が同じ形状としていたが、新たに蹴り出し端の角度を立てることによって、ブロック後端に発生する段差摩耗を抑制させ、耐久性が確保に貢献しているとのことだ。
AX41の発売はS22と同じく2019年2月から開始。発売サイズは以下のフロント4サイズ、リヤ5サイズが設定されている。価格については発表されていない。
用途 | タイヤサイズ | TT/TL | 備考 |
---|---|---|---|
フロント | 100/90-19M/C 57Q | TL | ※ |
フロント | 110/80 B 19M/C 59Q | TL | ※ |
フロント | 120/70 B 19M/C 60Q | TL | |
フロント | 90/90-21M/C 54Q | TL | ※ |
リア | 140/80 B 17M/C 69Q | TL | ※ |
リア | 150/70 B 17M/C 69Q | TL | ※ |
リア | 170/60 B 17M/C 72Q | TL | |
リア | 150/70 B 18M/C 70Q | TL | ※ |
リア | 130/80 B 17M/C 65Q | TL | ※ |
※ タイヤのサイドウォールに「USE TUBE ON TUBE TYPE RIM」の刻印が入っているタイヤに限り、チューブレスタイヤにチューブを装着することでチューブタイプリムに装着可能。