チームに加入した柳川は、スーパーバイク世界選手権(SBK)参戦、MotoGPテストライダーを経験しているベテランライダーだ。1997年のSBK第8戦オーストリアラウンドのヒート2で優勝を挙げている。2004年には全日本のカワサキトップチーム、チームグリーンに11年間所属。2016年以降はチームにアドバイザーとして帯同し、スポットでレースに参戦するなどしていた。
柳川は2001年の鈴鹿8時間耐久ロードレースで井筒とチームを組んでおり、再びタッグを組んでレースを行うのは18年ぶりとなる。

「過去2年は大きなレースをしていませんでした。出るからには勝ちたいと考えています。勝てるための準備をしなければならないし、ミラクルを起こせるようにやっていきたいと思います」と柳川。
「井筒監督は勝つために何をすればいいか、わかっている人です。チームも6年目ということで全日本でもカワサキのトップチームであることは間違いないと思っています」
「レースベース車両でも『ここまでできるぞ!』、ということを証明する走りをしたいですね」

育成枠として継続起用となった和田は、2016年にST600に参戦して全日本デビュー。2018年はJ-GP2にステップアップし、ランキング16位で終えている。
和田は「昨年はJ-GP2でうまくいかず、結果を出すことができませんでしたが井筒監督のアドバイスもあって、技術面はしっかいと培ってきたと思います。ST600ではさらに技術に磨きをかけていきたいです。今年は勝ちを狙っていきます」と飛躍を誓った。
