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投稿日: 2019.03.08 12:05
更新日: 2019.03.08 16:34

6度目のMotoGP王者獲得に挑むマルケス「左肩はほぼ100%回復した」/開幕戦カタールGP事前コメント


MotoGP | 6度目のMotoGP王者獲得に挑むマルケス「左肩はほぼ100%回復した」/開幕戦カタールGP事前コメント

■モンスターエナジー・ヤマハMotoGP

●マーベリック・ビニャーレス
 ヤマハに移籍した2017年の1戦目となるカタールで優勝を飾ったビニャーレスだが、ロッシと同様にマシン面の問題を抱えていた。

 しかし、2018年の第17戦オーストラリアGPで久しぶりの勝利を達成。第15戦タイGPでマシンに投入された改良が効を奏した。

 2018年はこれをベースにさらにマシンの改良を進めており、最終のカタールテストを総合トップで終えた。ロサイルでは2017年に1勝、昨年は6位に入賞している。

「新しいシーズンが始まることは興奮するし、待ちきれない。ウインターテストはとてもポジティブだった。カタールの3日間のテストでとても速かったから、ポジティブな気持ちで初戦を迎えられる。いいリズムがあるよ」

「ロサイルでの開幕戦は冬の間に行った仕事がうまくいったかどうかを確認するためにも重要なレースとなる。現時点で僕たちのマシンには多くの長所がある。プレシーズンのテストを通じてマシンのフィーリングはよかったから、限界までプッシュした」

「僕たちは昨年に比べて一歩前進した。再びいい方向でマシンをライディングできている。やるべきことはまだたくさんあるが、今週末、表彰台争いに加わることができると思う。何より、ヤマハとともに新しいシーズンを始めることができるのはとても興奮するよ」

「表彰台、優勝を目指して戦うために、仕事を続け、マシンの改良に集中しなければならない。ロサイルはヤマハで初優勝を飾ったコースだから、特別な思い出がある。これは僕にとって特別なモチベーションとなる」

●バレンティーノ・ロッシ
 2019年の2月に40歳を迎えたロッシ。タイトル奪還に向けてまだまだ士気は衰えていない。

 ここ数年、マシンに抱えた問題の解決が図られたかどうかが2019年シーズンのカギとなる。カタールは過去5年では、2014年に2位、2015年に優勝、2017年と2018年に3位と、5年間で4回表彰台を獲得している。表彰台を逃した2016年も4位だった。

 ロッシにとって相性のいいカタールで、いいスタートを切ることができるか。

「ついに開幕戦が始まる。プレシーズンのテストはとても重要だったが、セパンでもカタールでも僕たちは一歩前進し、ポジティブなテストができた」

「今週の金曜日に2019年最初のレースウイークが始まり、多くのことをより理解できるようになるだろう。フリー走行を通じてマシンを進歩させ、レースに備えたい」

「フィーリングはいい。この冬はいいトレーニングができたし、チームやヤマハのスタッフと共に新しいシーズンのスタートに向けて準備はできている。ベストをつくすよ」

■レプソル・ホンダ・チーム

●ホルヘ・ロレンソ
 2019年シーズン、ホンダに移籍したロレンソ。MotoGPクラスではヤマハ、ドゥカティに続いて3メーカー目となる。

 ロレンソは、年明けの1月にイタリアでトレーニング中に転倒して左手舟状骨を骨折。このためセパンテストを欠場することになった。カタールテストでは復帰したが、マシンへの習熟の時間は十分ではない。

 過去5年間のカタールでは2016年に1勝を記録しているロレンソ。ドゥカティ時代の2017年は11位、2018年はリタイアに終わっている。

「プレシーズン中は、ずっとカタールのスターティンググリッドに立つことを想像していた。レプソル・ホンダのために走るという特別な瞬間になるだろう。ホンダのために可能な限りのベストリザルトの獲得するために全力をつくす準備がある」

「不運にも僕は全力で走れないけど、いい結果を獲得できると思う。チャンピオンシップは非常に競争力が高い。ベストライダーたちと戦うために必要なパッケージがある。いい結果を達成できることが分かっている」

●マルク・マルケス
 2018年MotoGPクラス通算5回目のタイトルを獲得、2016年から3連覇を達成したマルケス。このシーズンオフ中に、左肩の脱臼ぐせを解消する手術を受けたため、オフはリハビリに専念していた。

 過去5年のカタールGPでは2014年にポール・トゥ・ウイン、2016年に3位、2018年は僅差の2位に入賞。4連覇をねらう2019年シーズン、新たなチームメイトとしてロレンソが加わった。その開幕戦をどう飾るかに注目だ。

「いよいよレースの時が来た。今年のシーズンオフは左肩の手術を受け、その後、1日5時間のリハビリを続け、今までと異なるシーズンオフを過ごした。開幕戦に向けて、少しでもいい状態にすることが目標だった。カタールテストはセパンテストよりもいい状態で、左肩はほぼ100%回復したと言えるだろう」

「ホンダはベストなマシンを開発しようと努力をし、僕たちにとってベストではないカタールのコースでは強さを感じたが、改良を継続する必要がある。カタールはいつも特別。開幕戦というだけでなく、コンディション、特に気温に注意しなければいけない」


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