更新日: 2019.03.27 21:14
危険行為犯したフェナティを救ったスナイパーズ・チーム代表「彼にふさわしいのはMotoGPだ」
Translation:AKARAG
「ロマーノは本当に良い青年なのだ。彼の問題は小さなものだ。彼は衝動的すぎる。このことについて、我々は彼と多くの話をした。我々だけでなく、専門家にもこの問題を解決すべく彼と話してもらった。我々のチームにはとても優れたメンタルコーチがいる。ロマーノのためだけではなく、我々全員のためのコーチだ」
「今年、ロマーノは完全に変わった。それが彼がレーシングスーツに身を包んで“復帰”した理由だ。彼とすべての人々に、これが完全な再出発であることを認識してもらう」
「ロマーノは違う人間になったが、そのことをコース上でも見せる必要がある。2017年に彼は最も品行方正なライダーのひとりだったことを覚えているだろうか。彼はひとつのペナルティも受けなかったのだ。今年は、他のライダーが彼に対してトラブルを起こしても、彼が平静を保つことが重要だ」
「ロマーノは素晴らしい才能の持ち主だ。Moto3は彼のクラスではない。彼にふさわしいのはMotoGPだ。データを見ると、彼が極めてクレバーなライダーであることが分かる。我々は今年のMoto3選手権を制し、彼をMotoGPに昇格させたい」
カタールGPでのオフシーズンテストでフェナティは最速タイムを出し、レースでは優勝を賭けて戦ったが、彼はMotoGPの新たなペナルティ、ロングラップペナルティレーンを走った最初のライダーになった。
レースディレクションはトラックリミットについて走行中のフェナティに警告を発した。トラックリミットを再度超えれば、ペナルティを受けるリスクがあると伝えたのだ。
フェナティはメッセージを誤解し、ペナルティを受けることになってしまった。彼は9位でレースを終えた。