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 中須賀は、トップを走る高橋巧にぴたりとつけていたが、3周目にデグナーカーブでまさかのスリップダウン転倒を喫する。転倒後、中須賀は再スタートを切れず、そのまま自分の足でコースから抜け出し、リタイアとなった。これで高橋巧は独走態勢となる。

 4周目、3番手争いが動く。日立オートモティブシステムズシケインで野左根、渡辺一樹、渡辺一馬の3ワイドになり、これを渡辺一馬が制す。以下の野左根、渡辺一樹という並びで5周目へ。

 その5周目の1コーナーで4番手の野左根が渡辺一馬にしかけるが、これを渡辺一馬がブロック。しかし、2輪専用のMuSASHiシケインで野左根が再び渡辺一馬に仕掛けて3番手を奪う。

 6周目には渡辺一馬が野左根のスリップを使い130Rでパス。しかし7周目のスプーンカーブ前で再び野左根が交わす。以降も野左根と渡辺一馬は順位を入れ替えながら周回。その後方には渡辺一樹がぴたりとつけてるという状況となる。

野左根、渡辺一馬、渡辺一樹による3番手争い
野左根、渡辺一馬、渡辺一樹による3番手争い

 12周目には渡辺一樹が最終コーナー手前で渡辺一馬を交わして4番手に浮上。13周目の1コーナーでは野左根とサイド・バイ・サイドになるが、これを野左根がブロックし3番手を守った。

 独走の高橋巧はトップを譲ることなくファイナルラップへ。野左根、渡辺一樹、渡辺一馬の3番手争いは接近戦のまま最終周を迎える。最後は高橋巧が2位以下に16秒以上の大差をつけ、ポール・トゥ・ウインで今シーズン初優勝をかざった。

ポール・トゥ・ウィンで今季初優勝を挙げた高橋巧(Team HRC)
ポール・トゥ・ウィンで今季初優勝を挙げた高橋巧(Team HRC)

 3番手争いは日立オートモティブシステムズシケインで再び3ワイドの争いになった。この3台のうち、野左根、渡辺一馬が止まりきれずにスリップダウン。渡辺一樹は無事に最終コーナーを立ち上がり2位でフィニッシュし、ヨシムラで初の表彰台を獲得した。

 転倒した野左根はすぐにマシンを起こして再スタートを切り、3位でフィニッシュ。渡辺一馬も再スタートを切るが、後報から迫った秋吉に交わされ、5位でレースを終えた。

 鈴鹿8耐トライアウト対象チームでは、HiTMAN RC甲子園ヤマハ、TEAM WITH 87 KYUSYU、チーム阪神ライディングスクール、Honda 緑陽会熊本レーシング、Team Kodama、MobiusGreen YAOKAWASAKI、チームスガイレーシングジャパン、磐田レーシングファミリー、moto CUBIC+Motorrad Toyota、H.L.O RACING SUZUKINの10チームが鈴鹿8耐の出場権を得ている。

 全日本ロードレース第2戦レース1の順位結果は以下の通り。

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