レースの折り返しとなる9周を終えると、トップを走る高橋巧と2番手との差は14秒にまで広がった。この時点でも高橋巧は2分5秒台のペースで周回を重ねる。2番手争いのグループは、サイド・バイ・サイドやテール・トゥ・ノーズの争いがあるも順位はなかなか入れ変わらずに後半戦へと突入する。

15周目に入ると2番手争いの集団は、渡辺一樹、加賀山、岩戸の3名が後退し、渡辺一馬、中須賀、野左根、水野の4台による争いに。130R手前では中須賀、野左根が2番手の渡辺一馬を交わして表彰台圏内へ。水野も1コーナーで渡辺一馬を交わして4番手に上がり、ヤマハの2台を追う。
2番手に浮上した中須賀は17周目に入るとペースを上げて3番手以下を引き離しにかかる。
トップ独走の高橋巧はハイペースのままファイナルラップへ入ると、そのままチェッカー。2番手に16秒857の差をつけて独走優勝し、第2戦鈴鹿をダブルウインで飾った。中須賀は単独走行で2位となった。

野左根と水野による3番手争いはファイナルラップまで続き、水野が1コーナー、日立オートモティブシステムズシケインでバトルを仕掛けるが、これを野左根が守り切り3位でチェッカー。水野は4位で終えた。
以下、渡辺一馬は5位、渡辺一樹が6位、加賀山は8位、岩戸は9位という順となった。
全日本ロードレース第2戦レース2の順位結果は以下の通り。