Eri Ito

予選Q1は気温14度、路面温度16度のウエットとドライのミックスコンディションで行われた。このセッションから予選に挑んだロッシを除き、ライダーたちはレインタイヤを履いてアタックを開始。ロッシは前後ともにソフトのスリックタイヤを装着して最初のアタックに臨んだ。

ロッシは最初からスリックタイヤでアタック。この作戦が功を奏した
ロッシは最初からスリックタイヤでアタック。この作戦が功を奏した

最初のアタックでトップを奪ったのはそのロッシだった。ロッシは1分39秒074をマーク。2番手につけるフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)はレインタイヤを履いて1分39秒262。さらにロッシはタイムを更新し、1分37秒667を叩き出す。

これを受け、レインタイヤを履いていたライダーが続々とピットイン。ソフトのスリックタイヤを履いたマシンに乗り換える。しかし、スリックタイヤでコースインしたのち、再びレインタイヤのマシンに戻すライダーもおり、路面はかなり複雑な状況だったようだ。

ロッシは6周のアタックを行ったのち、ピットイン。2番手のモルビデリに対し約1.6秒のアドバンテージを築いて静観の構え。

最終的に、レインタイヤでもスリックタイヤでも、ロッシがマークしたトップタイムを上回るライダーは現れなかった。ロッシは戦略が見事に功を奏して、Q1突破。そして2番手のモルビデリがQ2進出を決めている。

続いて行われた予選Q2では雨が落ち、路面状況もウエット。ただ、最初のアタックではライダーによってレインタイヤ、スリックタイヤの選択が分かれた。ほとんどのライダーはレインタイヤを選択。スリックタイヤを選択したのは、ビニャーレス、クアルタラロ、そしてロッシのヤマハライダー3名である。

ただ、このスリックタイヤ勢は1周すると、ピットに戻ってレインタイヤを装着したマシンに乗り替えた。

1回目のアタック後、転倒を喫したマルケスだが、すぐに走行を再開させた
1回目のアタック後、転倒を喫したマルケスだが、すぐに走行を再開させた

セッション開始5分を過ぎたころ、トップタイムをマークしていたマルケスが6コーナーで転倒。マルケスはフロントを切れ込ませると、そのままコース外側のグラベルに滑っていった。しかし、すぐにマシンを引き起こすと、コースに戻っている。

さらにセッション終盤、ポル・エスパルガロ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)や3番手につけていたミラー、Q2から予選に臨んだ中上が相次いで転倒を喫する。

今季初のフロントロウを獲得したペトルッチ
今季初のフロントロウを獲得したペトルッチ
ミラーも終盤に転倒しながら3番グリッドを手にした
ミラーも終盤に転倒しながら3番グリッドを手にした

マルケスが2周目に記録したトップタイム、1分40秒952は最後まで誰にも更新されることはなかった。マルケスは転倒を喫しながらもポールポジションを獲得。2番手にはペトルッチ、3番手はミラーとドゥカティ勢が並んだ。

Q1をトップタイムで突破したロッシは5番手。初日の苦戦をばん回し、予選でヤマハ勢トップのグリッドを獲得した。一方、ビニャーレスは11番手、クアルタラロはMotoGPクラスで初めて雨の予選を経験し、10番手。

中上は自己ベストグリッドの7番手を獲得
中上は自己ベストグリッドの7番手を獲得

中上は7番手で、2列目には惜しくも届かなかったものの、MotoGPクラスでの自己ベストグリッドを獲得している。

複雑なコースコンディションのなか、タイヤ選択や転倒などの要素が絡み合う予選となった。

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