更新日: 2019.06.29 03:53
榎戸が雨の筑波を制しJ-GP2クラス初優勝。J-GP3は波乱の展開に/全日本ロード第4戦レース1
予選でポールポジションを獲得したのは名越哲平(MuSASHi RT HARC-PRO.)、2番グリッドは岩﨑哲朗(OGURA CLUTH with RIDE IN)、3番グリッドは榎戸というフロントロウとなった。
J-GP3クラスの赤旗中断によるリスタートにより約30分遅れでスタートしたJ-GP2クラス。決勝レース1は20周、11台によって争われた。
迎えたスタートでホールショットを決めたのは3番グリットからスタートした榎戸。ポールスタートの名越は2番手に後退し、3番手には5番グリットスタートの作本輝介(Team 髙武 RSC)が続く。
2周目に入ると榎戸は、2番手の名越以下を引き離しにかかる。しかし、名越も離されまいとペースを上げる。4周目にはコンマ5秒差まで縮めた。
名越のペースアップに反応したのか、榎戸がペースアップ、縮まっていた名越との差を広げ始めた。
6周目に入ると3番手争いが激化。作本を先頭に岩崎、阿部恵斗(webikeチームノリックヤマハ)、小谷咲斗(TEAM PLUSONE with TARO)の4台が並ぶ。
8周目に岩崎が1コーナーのエンドで作本をかわして3番手浮上。その後、作本は阿部にも交わされて4番手に後退する。
レースは折り返し地点を終え、トップの榎戸と2番手の名越の差は3秒以上に広げて単独走行に入っていく。
13周目に入ると再び3番手争いが動く。1コーナーで阿部が岩崎をインからかわして3番手に浮上。15周目には1コーナーで阿部、岩崎、作本のスリーワイドとなり、これを作本が制して3番手を奪う。岩崎は4番手、阿部は5番手に下がった。
16周目に入ると阿部のペースが落ち始め、3番手争いは作本と岩崎の2台となる。
トップ独走の榎戸はファイナルラップに入るとそのままチェッカー。J-GP2クラス初優勝を挙げた。名越は9秒748差の2位でレースを終えた。
3番手争いは最終ラップに入っても白熱。最後は作本がポジションを守り切り3位表彰台を獲得。岩崎は最終コーナーで作本に仕掛けようとするもバックマーカーに引っかかり、4位でチェッカーを受けた。
J-GP2クラスの決勝レース1結果は以下の通り。
■全日本ロードレース第4戦筑波:J-GP2決勝レース1結果(20周/編集部集計)
天候:雨 路面:ウエット
Pos. | No. | Rider | Team | Motorcycle | Type | TotalTime/Delay |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 71 | 榎戸育寛 | SDG Mistresa RT HARC-PRO | ハルク-プロHP6-q | BS | 21’06.016 |
2 | 634 | 名越哲平 | MuSASHi RT HARC-PRO. | ハルク-プロHP6-q | BS | 9.748 |
3 | 4 | 作本輝介 | Team 髙武 RSC | モリワキMD600 | BS | 15.110 |
4 | 70 | 岩﨑哲朗 | OGURA CLUTH with RIDE IN | カワサキZX-6R | PI | 15.416 |
5 | 14 | 阿部恵斗 | webikeチームノリックヤマハ | ヤマハYN6 | BS | 18.833 |
6 | 22 | 小谷咲斗 | TEAM PLUSONE with TARO | ホンダHP6-q | BS | 18.950 |
7 | 392 | 尾野弘樹 | ミクニ テリー&カリー | スズキGSX-R600 | DL | 31.946 |
8 | 36 | 徳留真紀 | マルマエMTR | ホンダHP6 | BS | 38.210 |
9 | 18 | 豊島怜 | SpeedHeart DOGFIGHTR YAMAHA | ヤマハYZF-R6 | DL | 56.789 |
10 | 19 | 井手翔太 | HiTMAN RC甲子園ヤマハ | ヤマハYZF-R6 | DL | 1 Lap |
11 | 79 | 朝比奈正 | アサヒナレーシング | ASAHINA・Z600 | – | 2 Laps |