鈴鹿8耐に向けたテストに初参加したラズガットリオグルは、普段載っているバイクとの違いに戸惑いつつも、マシンに適応するためにロングランを行っていたという。
「とてもうまくいったけれど、僕にとってはかなり難しいテストだった。というのも僕はJSBのレースに出場するために鈴鹿に来たことはあるけれど、このバイクはJSBのバイクとは大きく違うからね」とラズガットリオグルは初めて耐久仕様のZX-10RRを走らせた感想を語り、こう振り返る。

「この2日間は26周以上のロングランに取り組んだ。後半の周回ではチャタリングを感じたよ。暑いコンディションのなかでタイヤのグリップが限られていたから、全ライダーが似たような状況だった」
「僕は自分自身をこのバイクに適応させることが必要だったから、このテストは非常に重要だった。良いテストだったよ。満足しているし、レースに向けて準備は整っている」
カワサキ・レーシング・チームは、7月24日から始まる鈴鹿8耐のレースウイークでジョナサン・レイ、ハスラム、ラズガトリオグルの3人が初めて揃い、1993年以来となる鈴鹿8耐制覇に挑戦する。
