10周目に入り、トップ中須賀克行がペースを上げて2番手水野を引き離そうとするが、水野もファステストを出してこれを追う。3番手の高橋はトップから約3秒遅れで周回を重ねる。
折り返しとなる12周を終えた時点でも水野は中須賀に離されることなく周回。この時点のギャップは0.6秒差だった。
水野は13周目に再びファステストを更新。中須賀との差をコンマ2秒に縮めた。その周の5コーナーで水野が中須賀にしかけて前に出るがファーストアンダーブリッジ先ですぐに抜き返される。その後も中須賀と水野は1秒以内の差で周回を重ねる。
中須賀は17周目に再び自己ベストを更新して水野を引き離そうとするが、水野は離されることなく中須賀の後ろにピタリとつける。
21周目に入ると中須賀と水野が接近。コンマ2秒の差で水野が中須賀を抜く機会を伺うが、中須賀はさらにペースアップ。水野も食らいつくがあと一歩届かず。中須賀がトップを守り切って今季3勝目を挙げた。

水野は1.109秒差で2位に入り、JSB1000クラスで初となる表彰台を獲得。負傷かかえる高橋は11秒945差の3位でフィニッシュした。8周目に転倒を喫した野左根は11位でレースを終えた。
全日本ロードレース選手権第5戦もてぎJSB1000クラスの決勝順位結果は以下の通り。