更新日: 2019.08.31 13:01
後半戦から存在感増す野左根と水野。4つ巴の争い予感させる全日本ロード岡山ラウンド
野左根は24歳、水野は21歳と年も近いこともあり、お互いをかなり意識している。プライベートでは仲が良いというが、レースでは絶対に負けられないという気持ちが大きいようだ。
前戦のもてぎで水野とバトルを展開し5コーナーで転倒を喫して順位を大きく落とした野左根は「もてぎで一番悔しい思いをしたのは自分だと思います。水野選手とはよくしゃべりますし、LINEでもよくやりとりします。この間のレースも水野選手と振り返りましたし、それぐらい仲がいいですが、走ったら一番のライバルでもあります」と水野涼について話す。
「中須賀選手、(高橋)巧選手も非常に強敵ではありますが、水野選手は一番負けられない敵でもあります。テストでも水野選手は非常に調子が良く、今日は思ったより上がってきませんでしたが、明日からはすぐ上位に戻ってくると思います。水野選手にリベンジしたいですし、もちろん中須賀選手、巧選手にも勝ちたいです」
一方の水野は野左根との関係を次のように語る。
「野左根選手と話しても自分がリーダーボードの一番上にいると『こいつには負けたくない』と思うみたいで、逆に自分も野左根選手が一番上にいるとそう感じます。巧選手、中須賀選手以上に年齢も近いので負けられないという気持ちは強いし、それはお互いに思っています。それは良い効果だし、良いことだと思います」
2019年の岡山大会は例年の9月中旬の開催から8月末の開催に移り、厳しい暑さが予想され、このコンディションをいかに攻略するかがカギを握る。そんな岡山で存在感をより一層高める野左根と水野が1レース制、24周で争う決勝で中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)と高橋巧(Team HRC)にどう絡んでくるか。