■アプリリア・レーシングチーム・グレシーニ
イタリアのバイクメーカー、アプリリアのファクトリーチーム。ファクトリーチームだが、チームの運営母体はイタリアのチーム・グレシーニが担当している。
アプリリアはMotoGPマシンが990ccだった2003年に並列3気筒990ccエンジンを搭載したRS3でMotoGPにフル参戦を開始したが、思うような成果が上がらず、2004年いっぱいで一時活動を休止していた。
しかし、2012年のMotoGPマシンの1000cc化に伴い新設されたインディペンデントチーム用のCRTマシンとして、ARTというマシンを供給するというスタンスでMotoGP活動を再開。ARTはSBK(ワールドスーパーバイク)用のアプリリアRSV4をベースとしたもので、2012年、2013年にCRTクラスのチャンピオンを獲得。その後、CRT(後のオープンクラス)が終了すると、2015年よりファクトリーとしての活動を再開した。
2015年型のマシンまではARTをベースに発展させたものだったが、2016年型は完全新設計のマシンとなり、V型4気筒エンジンをオリジナルアルミフレームに搭載したマシンはRS-GPという名称を持つ。ライダーはスペイン人のアルバロ・バウティスタとドイツ人のステファン・ブラドルのふたり。