レースが再開され、Wojcik・レーシング・チーム、スズキ・エンデュランス・レーシング・チーム、BMWモトラッド・ワールド・エンデュランス・チームというオーダーに変わり、曇り空のドライコンディションで走行が続く。
レース終盤は、スズキ・エンデュランス・レーシング・チームがWojcik・レーシング・チームを抜きギャップを開いていく。また、BMWモトラッド・ワールド・エンデュランス・チームが型落ちのBMWを使用するチームERCエンデュランス(マシュー・ジンス、ジュリアン・ダ・コスタ、ルイス・ロッシ組)にオーバーテイクを許してしまう。
最終的に、開幕戦を制したのは313ラップ周回したスズキ・エンデュランス・レーシング・チーム。後続に1ラップのギャップを築き、このレースが最後の参戦となるヴァンサン・フィリップがチェッカーを受けた。
2位はWojcik・レーシング・チームが1ラップ差でチェッカー、3位はチームERCエンデュランスがトップから2ラップ差でゴールし表彰台を獲得した。

しかし、レース後に3位フィニッシュのチームERCエンデュランスが燃料タンク容量の規定を遵守しなかったことで失格となり、3位はBMWモトラッド・ワールド・エンデュランス・チームが獲得した。
ドゥカティのV4Rで参戦し注目を集めていたHRT100-Hertrampf Racing Enduranceは129周でリタイアに終わっている。
日本勢では、大久保光がExperimentalクラスのITeM17から参戦し、総合17位でクラス優勝を獲得、浦本修充はTeam JEG-KAGAYAMAから参戦し23位でフィニッシュした。

ランキングではスズキ・エンデュランス・レーシング・チームがトップで60ポイントを獲得し、13ポンとのF.C.C. TSRホンダ・フランスとYARTヤマハ、11ポイントのWEBIKE・SRCカワサキ・フランスに大きく差をつけた。2番手のWojcik・レーシング・チームは48ポイント、BMWモトラッド・ワールド・エンデュランス・チームが42ポイントと続く。