トップ集団が動き始めたのは13周目だった。第2ヘアピンで4番手の高橋が水野をとらえて3番手に浮上。14周目に入るとバックマーカーが介入し、4番手に浮上した高橋は1コーナーでバックマーカーに引っ掛かりトップ2台との差が少し広がる。
残り5周を切ると高橋がペースを上げ、前を走る野左根と中須賀をを追う。一方、4番手の水野はペースが上がらず、徐々に離されていった。

17周目、中須賀が1コーナーのブレーキングで迫り、野左根をかわしてトップを奪取。その後、中須賀は野左根を引き離そうとペースを上げるが、野左根は離されることなく、中須賀の後方にぴたりと食らいつく。
最後まで中須賀に食らいついた野左根だったが、最後は仕掛けられず。中須賀がレース1をポール・トゥ・ウインを飾り、2019年シーズン4勝目を挙げた。
トップ2台を追っていた高橋だったが、終盤はペースを上げられず。8秒490差の3位でチェッカーを受けた。

ポイントランキングでは、ランキングトップの高橋が202ポイント。中須賀は優勝したことで186ポイントとなり、高橋との差16ポイントに縮めた。
全日本ロードレース選手権第7戦オートポリスのレース1順位結果は以下の通り。