ST600の決勝では小山知良(日本郵便 HondaDream TP)が圧倒的な走りを見せた。迎えたスタートで小山はホールショットを奪うと、2番手以下をじわじわと引き離していき、一度もトップを譲ることなく、2位の奥田教介(Team MF & Kawasaki)に4秒964の大差をつけて圧勝、2019年シーズン3勝目を挙げた。

ランキングでは小山が135ポイントでトップ。2番手に9ポイント差の126ポイントで岡本裕生(Baby Face 51ニトロレーシング)続き、チャンピオン争いは小山と岡本のふたりに絞られた。

■26年ぶり鈴鹿8耐優勝を果たしたカワサキワークスマシンの現車が登場
イベント広場のカワサキブースでは、7月25~28日に開催された『2018-2019 FIM世界耐久選手権シリーズ最終戦 “コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース第42回大会』で26年ぶり2度目の優勝を果たした鈴鹿8耐仕様のカワサキNinja ZX-10RRが展示されていた。

しかもこの車両、ただの展示車両ではなかった。ブースに展示されていたのは、決勝レース残り2分でトップを走っていたジョナサン・レイがS字コーナーで転倒を喫したマシンの現車だったのだ。展示されたマシンには砂や傷も残ったままの状態で、転倒の激しさを物語っていた。



ブーススタッフに聞くと、この車両はオートポリス戦だけの特別展示のようで、大会が終わった後はカワサキの工場内に運ばれるため、マシンを間近でみたり写真を撮ったりできたのは今回のみだったかもしれない。
ブースでは、展示車両をじっくり見たり、写真や動画を撮影するファンの姿を多く見かけた。










