Kotobuki Sato

 レースの方は、大波乱の展開でした。スタートの時点で大雨のため、セーフティカー先導でレースは始まりますが、すぐに中断。雨はそれほど止んでいなかったのに、再びセーフティカースタートが切られ延々と続いていました。

セーフティカー先導でスタートしたセパン8時間
セーフティカー先導でスタートしたセパン8時間

 ずぶ濡れになりながら、数カ所でセーフティカーランを撮っているときに、コースオフィシャルのパラソルに入れてもらい、片言英語で会話。すると「全部ピットに入ったぞ!」とのことで「れありぃ~」と言ってメディアセンターに戻りました。その後雨足は変わらず、19時くらいまで雨は降り続くという情報もありました。これは中止かな? という空気がセパン・サーキットを包んでいましたが、18時にリスタートが切られることになりました。

 3回目のスタートもセーフティカー先導でしたが、1周でセーフティカーがピットインすると、いよいよレーシングスピードでのレースが始まります。雨はすぐに止み、どんどん乾いていく難しいコンディションでした。

バリバリ伝説の郡と秀吉バリにガンを飛ばし合っていたマイケル・ファン・デル・マークとマイク・ディ・メリオ
バリバリ伝説の郡と秀吉バリにガンを飛ばし合っていたマイケル・ファン・デル・マークとマイク・ディ・メリオ

 この状態のなか、まずは本命中の本命であるYamaha Sepang Racingのマイケル・ファン・デル・マークがリードし、独走体制を築くかと思われましたが、後方からF.C.C. TSR Honda Franceのマイク・ディ・メリオが迫るとけん制しながら周回を重ねます。

 4コーナーで写真を撮っていましたが、立ち上がりで漫画『バリバリ伝説』の郡と秀吉ばりにガンの飛ばし合いをしていました。ん? なんか昭和な文字が並びました? そして最終コーナーでアクシデントが発生します。進入でインを突き、前に出たマイケルに対し、マイクはイン側のラインを取ると、ラインが交錯。マイケルのインにマイクが接触し、両者は転倒を喫します。

マイケル・ファン・デル・マークとフランコ・モルビデリ
マイケル・ファン・デル・マークとフランコ・モルビデリ

 マイケルはハイサイド状態になり、路面に叩きつけられていました。何とか再スタートし、ピットに戻りますが大きく遅れてしまいます。一方、マイクはすぐに再スタートしトップを走りますが、レース終盤に転倒を喫してしまいます。

本日のレースクイーン

水瀬琴音みなせことね
2025年 / スーパーGT
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