更新日: 2023.06.27 14:46
【ブログ】500cc5連覇のドゥーハンがセパン8時間に来た理由。ヤマハとホンダが『バリバリ伝説』ばりのバトル
レースの方は、大波乱の展開でした。スタートの時点で大雨のため、セーフティカー先導でレースは始まりますが、すぐに中断。雨はそれほど止んでいなかったのに、再びセーフティカースタートが切られ延々と続いていました。
ずぶ濡れになりながら、数カ所でセーフティカーランを撮っているときに、コースオフィシャルのパラソルに入れてもらい、片言英語で会話。すると「全部ピットに入ったぞ!」とのことで「れありぃ~」と言ってメディアセンターに戻りました。その後雨足は変わらず、19時くらいまで雨は降り続くという情報もありました。これは中止かな? という空気がセパン・サーキットを包んでいましたが、18時にリスタートが切られることになりました。
3回目のスタートもセーフティカー先導でしたが、1周でセーフティカーがピットインすると、いよいよレーシングスピードでのレースが始まります。雨はすぐに止み、どんどん乾いていく難しいコンディションでした。
この状態のなか、まずは本命中の本命であるYamaha Sepang Racingのマイケル・ファン・デル・マークがリードし、独走体制を築くかと思われましたが、後方からF.C.C. TSR Honda Franceのマイク・ディ・メリオが迫るとけん制しながら周回を重ねます。
4コーナーで写真を撮っていましたが、立ち上がりで漫画『バリバリ伝説』の郡と秀吉ばりにガンの飛ばし合いをしていました。ん? なんか昭和な文字が並びました? そして最終コーナーでアクシデントが発生します。進入でインを突き、前に出たマイケルに対し、マイクはイン側のラインを取ると、ラインが交錯。マイケルのインにマイクが接触し、両者は転倒を喫します。
マイケルはハイサイド状態になり、路面に叩きつけられていました。何とか再スタートし、ピットに戻りますが大きく遅れてしまいます。一方、マイクはすぐに再スタートしトップを走りますが、レース終盤に転倒を喫してしまいます。