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投稿日: 2019.12.20 17:04
更新日: 2021.11.24 08:03

全日本王座に一歩届かなかったホンダ高橋巧、2020年SBKは「どこまで対応できるか試すいい機会」


MotoGP | 全日本王座に一歩届かなかったホンダ高橋巧、2020年SBKは「どこまで対応できるか試すいい機会」

 2020年のSBKで、高橋はホンダのサテライトチームにあたる『MIE Racing Team(MIEレーシング・チーム)』から参戦。2019年11月のミラノショー(EICMA2019)に登場したホンダCBR1000RR-R FIREBLADE(ファイヤーブレード)SPを相棒にシリーズを戦うことになる。

「2020年のマシンについては、(ファンの)みなさんと同じ程度の情報しかありません」と高橋。

「ただ、ホンダがすごいバイクを作っているという話を聞いていて、実際にとんでもないバイクが出てきたと思います」

「新型なので実際に乗ってみないと、どういうマシンなのかもわかりません。今まで10年近く同じ仕様のバイクに乗ってきたので、新型へ乗り換えるのは大変ですが、うまく合わせられる柔軟性を持って戦いたいですね」

CBR1000RR-R FIREBLADE SP
CBR1000RR-R FIREBLADE SP

 高橋が所属するMIEレーシング・チームは2台体制を構築することがアナウンスされているが、現時点でチームメイトは不明。高橋は「僕自身、初めてのSBK参戦になるので、誰が来ても先輩になると思う」としながらも、「当然チームメイトはライバルですから、誰が来てもいい。チームメイトのいいところをうまく盗み、勉強できればと思います」と闘争心をみせた。

「僕はSBKが開催されるコースをほとんど走ったことがありませんから、どこまで(素早く)コースに対応できるかを試すいい機会だと思っています。そのなかで結果を求めていきたいです」

「世界選手権で、レベルの高い選手たちが集まっていますから、全日本のように戦っても勝てないことは分かっています。当然、優勝を目指して戦いますが、現実的に自分がどの程度で戦えるレベルにあるのかも、わからない状況です」

「目標は(シーズンが)始まってから高く設定したいと思うので、まずは開幕戦を走ってからですね。その前にテストもあるので、そこで周りとのレベル差がどれくらいなのか、少しずつわかってくると思います」

 高橋が相棒となるCBR1000RR-Rに乗るタイミングはシーズン開幕直前になるとの見方が強い。全日本でチャンピオン獲得経験のある高橋が、SBKでどこまで戦えるのか。2020年2月28~3月1日の開幕戦オーストラリアで、高橋にとって挑戦の1年が幕を開ける。

2019年の高橋巧の走り
2019年の高橋巧の走り


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