更新日: 2021.11.24 08:03
ホンダの新チーム誕生。伊藤真一とケーヒンが10年ぶりにタッグを組んで全日本ロードJSB1000に参戦
「チームのベースはKohara Racingがメイン、ST1000クラスについてはTeam高武RSCという2チーム合わせた合同チームとして活動していきます。自分は監督という立場で今までやってきた自分の経験を活かし、セッティング面などのアドバイスをできればと考えています。できたばかりのチームですが、ホンダ勢トップの成績、ワークスに成り代わるチームを目指していきます」
2019年、モリワキ-アルティア・ホンダ・チームからスーパーバイク世界選手権(SBK)にフル参戦していた清成は、2年ぶりに国内最高峰に参戦し、チームのエースライダーを担う。「この話をいただいたときはワクワクしました」と清成。
「新しい挑戦なので不安もありますが、ケーヒンという大きなサポートと心強いチームで走れるので、しっかり成績を残したいです。開幕戦から優勝を狙える位置にいけるように努力し、若手のいい見本になっていこうと思います」
清成のチームメイトとなる渡辺は、2019年はKawasaki Team GREENからJSB1000クラスに参戦し、ランキング6位でシーズンを終えた。2020年はマシンをホンダに変えて国内最高峰に挑む。
「この新しいチームを立ち上げるなかで自分をライダーとして選んでくれたことはすごく光栄です」と渡辺。
「伊藤さんがKeihin Kohara Racingで走っていた時代は、僕が全日本を走り始めたときで、伊藤さんの姿をあこがれながら見ていました。母体となっているKohara Racingは2011年から5年間所属していましたし、スタッフも馴染みがあります」
「2013年にKohara RacingでST600クラスのチャンピオン獲った時も伊藤さんのアドバイスをもらいながらでした。そういった意味でも心強いチームです。そのなかで自分の実力を示し、トップ争いに絡めるように頑張りたいです」
Team高武RSCからJ-GP2クラスに参戦していた作本は、2020年から1000ccにステップアップを果たす。作本は「新しいクラスでどういう形になるか見えない部分はありますが、個人の目標としてはチャンピオンを目指していきたいと思っています」と意気込みを語った。