更新日: 2020.07.26 02:30
MotoGP第3戦予選:クアルタラロが2戦連続のポール獲得。中上はホンダ勢最上位の8番手
Q1は気温36度、路面温度57度のドライコンディションで始まった。ここから挑むのは、怪我を抱えるマルケス兄、リンス、クラッチロー、そしてドゥカティのファクトリーチーム、ドヴィツィオーゾとダニロ・ペトルッチのふたりもQ1スタートとなった。
15分間の予選が始まったが、マルケス兄はコースインしたのちタイムを記録せずにバイクをピットに戻した。マルケス兄自身は、そのままピットの奥に歩いていく様子が中継にとらえられている。マルケス兄はそのままQ1でのアタックを行わなかった。
コース上ではQ2進出へ向けたアタックが行われていた。最初のアタックでトップに立ったのは、ミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMテック3)。2番手に続くのはフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)である。
セッション残り時間7分を切り、いったんピットに戻った各ライダーが2度目のコースイン。最後のアタックが始まった。ドヴィツィオーゾが1分を切ってタイムを更新するも、わずかにモルビデリのタイムに届かない。さらにクラッチローがタイムを詰め、3番手タイム。
残り1分を切って、5コーナーでアレックス・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)がクラッシュ。マルケス弟は立ち上がって歩く様子が確認されている。
終盤、2番手のモルビデリが自身のタイムを更新し、ポジションをキープ。トップのオリベイラとともにそのままポジションを守り切り、オリベイラとモルビデリがQ2進出を決めた。
続いて始まったQ2。セッション前半にビニャーレスが1分37秒102でトップ。バニャイアが2番手、3番手にクアルタラロが続く。中上はトップから0.509秒差の5番手という状況だ。
残り時間が少なくなってきたところで、各ライダーが2度目のアタックに入る。ここでトップに立ったのはクアルタラロ。1分37秒007をマークした。最終盤、ビニャーレスがそのタイムに迫る。ビニャーレスは1分37秒を切るタイムでポールを獲得したかに思われたが、7コーナーでトラックリミットを超過していたことが判明。タイムは取り消しとなった。
最終的に、クアルタラロが2戦連続のポールポジションを獲得。2番手はビニャーレスとなり、3番手にはドゥカティのサテライトチーム、バニャイアが並んだ。4番手にはバレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)がつけ、KTMのサテライトチーム、オリベイラが5番手という好位置につける。
中上は8番グリッドで、ホンダ勢最上位。3列目から明日の決勝レースを迎えることになった。中上はチェッカー後、13コーナーでコースアウトを喫したが、転倒することなくグラベルを脱出している。
なお、予選Q2終了後まもなく、マルケス兄が明日の決勝レースに参戦しないことが発表された。
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