ホンダ・チーム・アジア MotoGP第17戦マレーシアGP予選日レポート
予選序盤にハイサイド転倒を喫した尾野は、赤旗中断の間にチームが迅速な作業でマシンを修復してセッションに復帰、上記のグリッドを獲得した。両名とも、明日朝のウォームアップでセットアップにさらに磨きをかけてレースに備える。
20分間のウォームアップセッションは、現地時間午前9時40分から実施。18周の決勝レースは、午後12時にスタートする。
カイルール・イダム・パウイ(20th,2’28.989,+2.721)
「現状ではブレーキングでフロントのチャタリングが大きく出ているので、充分に攻めることがまだできていない。バイクの信頼感を得て自信を持って走れるようになれば、ドライでもウェットでも良い走りをできると思う。ホームGPで全力の走りをするためにも、明日のウォームアップではさらに改善を目指したい」
尾野弘樹(25th,2’30.248,+3.980)
「ドライコンディションではセットアップも着実に前進している。ウェットコンディションの走行は、昨日よりも良くなっているものの、まだ自分の求めるフィーリングは得られていない。明日は低い位置からのスタートになるが、ドライならしっかりと追い上げることができると思う。ウェットなら、朝のウォームアップを活用してセットアップをさらに進めたい」
岡田忠之-チーム監督
「尾野は予選序盤にハイサイド転倒を喫してしまったが、赤旗中断の間にチームの素早い作業でマシンを修復できた。チームスタッフの努力と、セッション再開後にがんばって走ってくれた尾野の双方に、感謝と敬意を表したい。パウイはウェットコンディションの予選で、思ったほどタイムが伸びなかった。ミーティングをして明日の改善ポイントを探りたい。新舗装路面は、雨が降ると乾きが遅いので、明日が雨なら誰にでもチャンスがあると思う。我々も諦めず、高い結果を目指して戦いたい」