「レプソル・ホンダチームは厳しい状況にあるが、弟のアレックスはミサノのテストで大きく前進したし、そのことが重要だ。レースで彼らはいいリザルトを残したと思う。チームを助けるためにできるだけ早く復帰したいが、現時点では外から彼らを支援している。アレックスにはタイヤ選択などのアドバイスをしている」
「医師からは復帰までに3カ月と言われた。最初はショックを受けたし、最初の3週間は改善を感じることができなかったが、ジムでトレーニングを始め、今は回復していることを実感している。ただ、復帰がいつになるのかはまだわからない。自宅でレースを見ていることが一番難しいね。今シーズンは接戦で、ランキングトップが84ポイント。僕はノーポイントだが、84ポイントしか差がないという不思議なシーズンでもある」
「7戦を終えて6人が勝ち、サテライトチームのライダーも勝っているが、これはMotoGPにとってはいいこと。今のサテライトチームはファクトリースペックのバイクを走らせているし、サテライトチームが勝つという目標を持つことができることはスポンサーにとってもいいことだと思う。今年のチャンピオンシップを予想することは難しいが、以前、(ファビオ・)クアルタラロとドヴィツィオーゾを候補に挙げた」
「彼らにはもっと期待していたが、クアルタラロは開幕2連勝したのに何が理由かわからないけど、苦戦している。特に得意とする予選で苦労している。ドヴィツィオーゾはコンスタントだが、タイトル獲得にはスピードが必要だろう。(マーベリック・)ビニャーレス、(ジョアン・)ミルも僅差で続き、トップから25ポイント以内に8人か9人のライダーがいる」
「次のカタルニアGPは自宅からわずか1時間のコース。なんだか不思議な感じだ。僕のキャリアの中でもこんなことは初めて。でも、どんなアスリートだって、15年間も競技を続けていればこんなシーズンもあるのかもしれない。できるだけ早く復帰したい。モチベーションは高いよ。チームと全てのファンに感謝している。たくさんの素晴らしいメッセージを受け取った。復帰したらトップ争いに加わりたい」
