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 インディペンデントチームライダーではトップとなるランキング7位にカル・クラッチロー(LCRホンダ)。ランキング8位のポル・エスパルガロ(ヤマハ・テック3)が17ポイント差でクラッチローを追い、インディペンデントチームライダーのランキングトップを争う。

 なお、今レースには来年からMotoGPクラスにフル参戦を開始するKTMがワイルドカード参戦し、実戦デビューを飾る。ライダーはテストを担当してきたミカ・カーリョ(KTM)。カーリョは2009年と2010年にMotoGPクラスにレギュラー参戦経験を持つライダーだ。バレンシアではタイムは非公開ながら、事前テストを行なっている。実戦でどんなパフォーマンスを見せるかに注目が集まる。

 また、今回、アプリリアはマシンのカラーをレッド1色に変更。これは、世界的ロックバンドU2のボノが設立したエイズ、結核、マラリアの撲滅をめざすチャリティ団体(RED)の活動を支援するもの。真っ赤なカラーリングに(RED)のロゴが入ったRS-GPをアルバロ・バウティスタ(アプリリア)とステファン・ブラドル(アプリリア)が駆る。

■中上、フォルガー、ロウズのランキング5位争い

 Moto2クラスではヨハン・ザルコ(カレックス)が前戦マレーシアGPでタイトルを確定。Moto2クラスでは初の連覇を達成した。来シーズンはMotoGPクラスにステップアップすることが決まっているザルコにとって、Moto2クラスラストレースで有終の美を飾ることができるかどうかに注目が集まる。

 ランキング2位にトーマス・ルティ(カレックス)、11ポイント差のランキング3位にアレックス・リンス(カレックス)、4戦連続で表彰台に立ったフランコ・モルビデリ(カレックス)がリンスとは6ポイント差のランキング4位に続く。この3人のランキング2位争いにも注目だ。

 中上貴晶(カレックス)はランキング7位。ランキング6位のジョナス・フォルガー(カレックス)とは同ポイント、ランキング5位のサム・ロウズ(カレックス)とは3ポイント差となっている。ランキング5位を巡る3人のバトルにも注目が集まる。

■王者ビンダ―のMoto3クラスラストレース

 Moto3クラスではブラッド・ビンダー(KTM)が4戦を残したアラゴンGPで早々にタイトルを確定。前戦マレーシアGPでは転倒により今シーズン2度目のノーポイントを喫したが、タイトル獲得後の3レースでポールポジション2回、1勝、2位表彰台1回と速さを見せる。Moto2クラスへのステップアップを前に、Moto3最後のレースでどんな走りを見せるかに注目。

 ランキング2位にエネア・バスティアニーニ(ホンダ)。バスティアニーニはオーストラリアGPで骨折し、マレーシアGPを欠場したが、最終戦には復帰を予定。前戦マレーシアGPで優勝したフランチェスコ・バニャーヤ(マヒンドラ)がバスティアニーニを19ポイント差で追う。バニャーヤを2ポイントの僅差で追うホルヘ・ナバーロ(ホンダ)がランキング4位。

 日本勢では尾野弘樹(ホンダ)がランキング23位、鈴木竜生(マヒンドラ)がランキング27位から上位入賞をめざす。

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