「だけど、終盤のレースでは、ドゥカティもタイヤを上手く使っている。特にフロントタイヤをね。フロントのストレスを軽減している」
「ドゥカティは、また違ったマシンだ。ヤマハと比べていくつか弱点があるが、直線ではすごく速い。ドゥカティのロレンソをチャンピオンシップ争いから省くのは、相当ばかなことだって、僕は100パーセント確信しているよ。なぜなら、彼はすごく競争力があるからだ」

ロッシは、現ゼネラル・マネージャーのルイジ・ダリーニャがドゥカティに就任する前の2011年と2012年、2年連続で未勝利のシーズンを経験した。それでも、ロッシは、ロレンソはドゥカティのメンバーと問題なくやれるだろうと感じているという。
「彼は居心地よく感じると思う。僕がドゥカティでレースに出ていたときは、一緒に働いていたすべてのスタッフたちと、上手くいっていたよ」
「残念ながら、(ドゥカティでは)マシンを改良出来なかったし、望んだ結果にはたどり着けなかった。だけど、それ以外はよかった」
「ヤマハのチームの雰囲気がとっても良いのも事実なんだ。すごく打ち解けていて、僕らはいつも理にかなったやりかたで作業している。また、ヤマハは常にライダーを一番に考えてくれるし、すべての小さな問題も解決しようとしてくれた」
「だけど、ロレンソはドゥカティでも大丈夫だと思う」