更新日: 2023.01.18 13:09
BMW、ボクサーエンジン搭載の新型R nineTの予約注文をスタート
BMWは、BMW Motorradのヘリテイジ・セグメントの主力の新型モデル『BMW R nineT(アール・ナインティー)』を、国内のBMW Motorrad正規ディーラーにおいて、2021年3月8日から予約注文の受付を開始する。
納車時期は『R nineT』と『Scrambler』は同年3月下旬、『R nineT Pure』 と『Urban G/S』は同年4月を予定している。
BMW R nineTは、伝統的な水平対向2気筒エンジンを搭載し、細部にまでこだわったデザインと、駆けぬける歓びを体感できるパフォーマンスを兼ね備えたヘリテイジ・セグメントの主力モデルだ。
最新モデルに搭載されるボクサー・エンジンは、技術的な側面とビジュアル的な側面から細かなチューニングが施されて、最高出力109ps、最大トルク116Nmを発生する。
新設計のシリンダー・ヘッドにより、外側の冷却フィンから内側の冷却フィンまでの移行が一段と調和の取れたものになっている。また、スロットル・バルブのパーツとシリンダー・ヘッド・カバーも刷新されて、デザインにも磨きが掛けられた。
シリンダー・ヘッドの内側には、より良いクリーンな燃焼とトルクの最適化を実現させるため、混合気のスワール流を形成させるための新たな乱流システムが設けられている。4000~6000rpmを中心に出力とトルクのカーブが大きく進化し、先代モデルよりも駆動力が一段と強力になっている。
BMW R nineTには、DBC(ダイナミック・ブレーキ・コントロール)を組み合わせたABS Proを標準装備。バンク角のある路面や厳しい状況下でブレーキングをした際の安全性が高められている。
また、ストローク依存型ダンパー(WAD)を備えた新しいショック・アブソーバーにより、サスペンションの快適性を高めると共に、スプリング・プリロードをハンド・ホイールで容易に調整できるようになっている。さらに、『Rain(レイン)』と『Road(ロード)』のライディング・モードも標準装備となった。
インテリアに目を向けると、BMW R nineTの標準トリムには、BMWロゴが特徴的な新しいデザインのダイヤルが備わる円形メーターや、LEDテクノロジーを用いたヘッドライトやホワイトのターン・インジケーター・ライト、USB電源ソケットが標準装備となっている。
ドライビングモードにおいては、ライディング・モードProのほか、BMW R nineTとBMW R nineT Pureには『Dyna(ダイナ)』、R nineT ScramblerとR nineT Urban G/Sには『Dirt(ダート)』のモードが追加された。さらに、ライディング・モードPro、クルーズ・コントロール、ヒーター付きハンドルバー・グリップを装備している。
BMW R nineTのラインアップは、1980年誕生の伝説のモデルR 80 G/SからDNAを受け継いだエンデューロ・モデル『BMW R nineT Urban G/S』、個性的なモーターサイクルのジャンルに敬意を表す『R nineT Scrambler』、必要最小限のレベルまで簡素化を図ったロードスター・モデル『R nineT Pure』を用意。
価格は最上級モデルの『R nineT プレミアムライン』が224万円(税込み)、『R nineT Urban G/S』が205万4000円(税込み)、『R nineT Scrambler』が208万2000円〜202万7000円(税込み)、R nineT Pure』が190万5000円となっている。