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 Moto2クラスは開幕戦で予選上位の複数のライダーがジャンプスタートのペナルティを取られる波乱の展開となった。その混乱を制したのがトーマス・ルティ(カレックス)。ルイス・サロム(カレックス)がMoto2初表彰台となる2位に入賞し、ベテランのシモーネ・コルシ(スピードアップ)が3位を得た。

 ディフェンディングチャンピオンのヨハン・ザルコ(カレックス)、アレックス・リンス(カレックス)、サム・ロウズ(カレックス)、そして中上 貴晶(カレックス)は、ジャンプスタートに対するライドスルーペナルティを経て、ポイント圏内でフィニッシュした。昨年のMoto2クラスのウイナーであるザルコを始め、オフィシャルテストから上位につけたメンバーが、今レースでもトップ争いに絡むだろう。

 Moto3クラスは開幕戦ではニッコロ・アントネッリ(ホンダ)が最後の最後に逆転で優勝、僅差でブラッド・ビンダー(KTM)、フランチェスコ・バニャーヤ(マヒンドラ)が続いた。トップから7位までがコンマ7秒の僅差という接戦は今年も変わらない。そして、ホンダ、KTM、マヒンドラの3車が接戦を繰り広げている。

 尾野 弘樹(ホンダ)と鈴木 竜生(マヒンドラ)は、昨年に続いて2回目のテルマスでのレース。昨年は尾野が13位入賞、鈴木が27位で完走した。開幕戦のカタールでは入賞圏内でフィニッシュできなかった二人だが、2戦目でポイント獲得なるかどうかに注目が集まる。

 アルゼンチンGPは日本時間金曜日の午後9時よりMoto3クラスのフリー走行1回目がスタート。決勝レースは、日本時間月曜日午前1時より、Moto3クラス、Moto2クラスの順でスタート、MotoGPクラスは午前4時スタート予定となっている。

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