「スチール製シャシーのフィードバックは素晴らしいよ。フロントとリヤタイアの感触が100パーセント伝わってくる」
「WPサスペンションは両手にとてもいいフィードバックが伝わってくる。不可解なことは何もないね。常にマシンの感触がわかる。将来的にとてもいい方向にあるね」
「マシンがロジカルな変更に反応してくれるから、とても明解だ。僕はすぐにそれを感じることができる」
「大きな変更を加えないと分からないわけじゃない。ごく小さな変更でも感じることができるから、とてもいい」
KTMは今週、スミスとカリオとともにヘレスで再度テストを実施。エスパルガロは年末までヤマハとの契約下にあるため、このテストに参加する許可が降りなかった。

スミスは移籍先であるKTMでの最初の数日間に好印象を持ち、ファクトリーライダーとしての人生に希望を持ったようだ。
「一番素晴らしいことは、僕が本当にKTMのスタッフたちと楽しんで仕事をしていることだ。彼らは僕が達成しようとしていることを理解し、実行してくれるんだ」とスミス。
「彼らに話をするとき、無表情でいる人はいない。彼らは実際に物事を変更して改善してくれるんだ」
「まだ仕事の初めの段階だけど、僕たちが(バレンシアで)達成したことはとても大きいと信じているよ」
■回復途上の膝の怪我
スミスは8月のオーシャスレーベン8時間耐久レースのフリー走行中の転倒で右膝を負傷し、シーズン前半の3レースを欠場。日本GPのもてぎで復帰したが、膝の怪我が100パーセント回復するにはあともう1カ月程度かかるとみられる。
「膝を曲げることが一番問題なんだ。正しい位置で膝を曲げて腰を落とせるようになり、さらにそのポジションを保持できる力がないといけない」とスミスは膝の状況を語った。
「MotoGPは膝に悪いよ。毎日の生活は良くなってきているけどね」
「自転車に乗ることはできるけど、まだ走ることができない。トップ集団のレベルでレースをするにはまだ不完全な状態だ」