MotoGP決勝、ペドロサとサバドーリが大クラッシュでマシン炎上。赤旗中断に／MotoGP第10戦スティリアGP

　8月8日、2021年MotoGP第10戦スティリアGP MotoGPクラスの決勝がオーストリアのレッドブル・リンクで行われ、3コーナーでダニ・ペドロサ（レッドブルKTMファクトリー・レーシング）が転倒を喫し、ロレンツォ・サバドーリ（アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ）がコース上に残ったペドロサのマシンに追突して大クラッシュ。赤旗中断となった。

　クラッシュしたふたりは意識があり、サバドーリはメディカルセンターに向かったが無事であることが判明した。また、両者のマシンはガソリンが漏れて炎上。消火剤がコース上にまかれたためコース上の清掃が行われている。

　コースの清掃が終わり、ピットレーンが14時38分（日本時間21時38分）にクリックオープン。27周（もともとが28周）、オリジナルのグリッド（予選結果）でレースが再開される予定だ。ペドロサは再開されるレースに参加する。

　レッドブル・リンクでは、昨年にもMoto2クラスで同様のクラッシュが1コーナーで起きた。また、MotoGPクラスでは大破したマシンが3コーナーまで転がっていき走行中のライダーの目の前を横切る危険な場面も見られた。