日曜日に行われたスーパーポール・レースはラズガットリオグルが優勝。2位はレディング、3位はレイで、この3人がレース2のフロントロウに並んだ。野左根は15位でフィニッシュしている。
レース2は気温24度、路面温度37度のドライコンディション。ホールショットを奪ったのはラズガットリオグルで、2番手にはチームメイトのロカテッリがつける。1コーナーでは後方で二人のライダーが絡むクラッシュが発生したが、レースはそのまま続行された。
トップのラズガットリオグルに続くのは2番手のロカテッリ、3番手のレディング、4番手のレイ、5番手のロウズである。3周目、20コーナーでレディングがロカテッリを交わして2番手に浮上。さらにレディングは5周目の1コーナーでラズガットリオグルをオーバーテイクして、トップに立った。
レースが中盤に入ると、3番手争いが激化する。3番手のロカテッリと4番手のレイの差はわずかとなり、9周目の20コーナーでレイがロカテッリをパス。インサイドにラインを取り、3番手をキープしてメインストレートを立ち上がった。
トップのレディングはファステストラップを叩き出しながら周回を重ねていた。2番手のラズガットリオグルに対し1秒ほどの差を築いており、ラズガットリオグルと3番手に浮上したレイとの差も大きく開いている状況である。
レディングは独走体勢をキープし、レース2で優勝を飾った。レディングにとって今季2勝目となった。2位はラズガットリオグル。3位はレイだった。レイはチェコラウンドではレース1の転倒リタイア、さらに未勝利に終わり、チャンピオンシップのランキングトップを維持しているものの、ランキング2番手のラズガットリオグルにポイント差を縮められ、その差3ポイントとなった。
野左根は14位でフィニッシュ。レース1、レース2でポイントを獲得している。
また、レース2の表彰式では、優勝したレディングがポディウム上でプロポーズ。パートナーの左手薬指に指輪をはめて、生涯を共にすることを誓い合う一幕があった。
スーパースポーツ世界選手権300(WSS300)に参戦する岡谷雄太(MTMカワサキ)は、レース1で11位、レース2では、トップ集団のなかで6番手を走行中の最終ラップに1コーナーのブレーキングで挙動を乱したバイクに接触され、転倒リタイアだった。
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SBK第6戦チェコ:ラズガットリオグルが2レースで勝利。選手権首位レイとのポイント差を3点に縮める
Eri Ito